海外医療情報センター

当センターは、海外での旅行や仕事中の思いがけない病気・ケガの医療サポートやご遺体搬送などをさせていただいてます。

海外医療情報センターの海外傷病者支援活動

2017-10-16 11:22:56 | 日記

海外で疾傷病にかかった日本人をいつ帰国させるのかという判断は容易ではありません。
多くの場合、傷病者本人あるいはご家族から早く帰国させてほしいと頼まれたことがあるのではないでしょうか?
当団体では海外での救急を要する病気や怪我により入院・治療を受ける傷病者に救いの手を差し伸べる支援活動を行っています。
現在では国際化が進み、海外での日本人のご活躍が光る中、海外における日本人傷病者の増加もまた、深刻な問題化されています。
当団体は海外傷病者救出を日本人が行う「日本人のための日本人による海外医療相談支援」の目標を掲げ、患者さんには当団体が付き添い、医療帰省体制への支援・協力に努めております。
海外での言語、医療用語等に経験豊富な当センターのスタッフ達が正しい情報を正確に海外で孤立した患者本人やその家族、受入れ先の日本の医療機関に正しく伝える事を目的としています。

杉本 直崇(大連大学 医学部)


[中国] 狂犬病の予防策強化 2016年の感染者 600人以下に 大幅減

2017-10-11 10:39:20 | 日記

中国農業省は、国内で2016年に報告された狂犬病のヒト感染は600件以下で、2012年の1,425件から大幅に減少していることを明らかにした。WHOの報告によると、70%以上の犬が狂犬病ワクチンを接種すれば、ウイルスの拡散を防げることが可能とされる。広東省東莞市や深セン市では2005年以来、狂犬病ワクチンの接種が広く実施され、現在の接種率は85%となり、以前の38%から大幅に増加している。中国政府は、2030年までに、狂犬病による死亡者数ゼロを目指し、今後も予防対策を強化していくとしている。
(コメント:2015年段階での中国における感染症による死亡者ランキングでは、エイズ、肺結核、狂犬病の順となっている。2008年の統計では、中国での死亡者は2,500人弱であったことからすると、ここ数年で大幅な改善となっているようだ。北京でも、2013年に7人が死亡しており、飼い犬の放し飼いや野犬が原因とされている。狂犬病は中国のみならず、インド、パキスタン、バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン等でも感染例が多いことから、予防策は犬等に咬まれないことが第一だ。更には、咬まれたら、傷口を消毒し、信頼できる病院に行くことをお勧めする。)


うつ病リスク、魚介で減=1000人追跡調査-国立がんセンターなど

2017-10-03 14:37:06 | 日記

国立がん研究センターなどのチームは27日までに、青魚などの魚介をよく食べる人は、あまり食べない人よりうつ病になる危険性が低いとの調査結果を米医学誌に発表した。青魚などの魚介には、炎症を抑えるなどさまざまな作用を持つn-3系脂肪酸が含まれることから、うつ病のリスクを下げると考えられるという。
チームはまた、魚介の量から、エイコサペンタエン酸とドコサペンタエン酸などのn-3系脂肪酸の摂取量を計算。これらの成分を適度に取っている群は、うつ病が少ないことも確認された。
チームの松岡豊・国立がん研究センター健康支援研究部部長は「サンマであれば1日1尾弱を食べるといい。不足する場合は加工食品や缶詰、サプリメントで補っても構わない」と話している。

時事通信社 引用