お天道様は見てござる

元創価学会員。現在は公明党が熱烈に推進し、ビルゲイツから感謝状をもらったコロナワクチンの問題について綴っています。

彼氏彼女は格好の折伏のターゲット

2016-10-05 05:33:40 | 日記
私が引っ越して新しい地区で活動を始めて驚いたのは、あまりにも折伏がよく決まることでした。
実家のほうの組織では、地区での折伏はせいぜい一年に一度あるかないかぐらい。
女子部の折伏成果はずっとゼロでした。
それが新しい組織では、女子部もどんどん折伏していました。
水商売の人が多いので、そのママがお店に入ってくる子に仏法対話をし、
それをママが折伏した女子部員が最終的にもらう形で女子部の成果も増えていました。
お店のママとしては、折伏した子にさらに折伏をさせ、成果を与えてさらに影響力を強めたかったようでした。
こんなふうに折伏の成果をもらってしまうと、お店でも学会の組織でももうママに逆らえなくなります。
私の友人も、そうした形でママとの縁が深くなり、創価学会を離れることができない状態になっています。
接客のプロのさらにプロというのか、ママクラスになると、お店の子も折伏のターゲットも
すべてもう「数」にしか見えていなかったのかなという気もします。
ママの力を借りずに自分で折伏をしていた女子部の子たちは、ちゃんと非活になったり脱会出来たりしています。
前回、創価学会と依存症について書きましたが、やっぱり何かと依存心の強い人のほうが、
マインドコントロールが解けにくいのかなという気がします。
他に多かったのは、男子部女子部の彼氏彼女をターゲットにすることでした。
実家のほうの組織では、彼氏ができるとあまり良い顔をされなかったのですが、
こちらでは彼氏ができると「折伏できるね!」と応援してもらえます。
また、場所柄、一人暮らしの子が多いというのも、折伏には有利だったかもしれません。
親と同居していれば、家族の同意が必要になりますが、一人暮らしの場合、ターゲットのみの同意で入会できるからです。
しかも聖教新聞も家族の目を気にすることなく購読できますから、新聞啓蒙の成果もかなりのものでした。
私も彼氏ができて一緒に近所を歩いていると、婦人部の人や女子部のメンバーが親しげに声をかけてきたりします。
彼氏には付き合うときに創価学会員であることは告げていましたので、「創価学会の人」といえば、「ああ」と納得されるような感じでした。
彼氏は創価学会の人にも普通に挨拶をしたりしてくれていたので、すぐさまもうターゲットオンされていたと思います。
また、その地域はカップルで信心している子も多く、同じ年頃の男子部も多いので、会合に彼氏を誘いやすい状況でもありました。
たとえば、女子部と男子部のカップルの子に頼んで、一緒にご飯にいってもらったり。
そうすると、彼氏以外はみんな創価学会ですから、自然と創価学会の話になります。
「今度会合あるけど、どう?」なんて話にもなったりします。
彼氏としてはとても断りにくい状況だったと思います。
私も当時の彼氏を何度か会合に誘ったりしていました。
お互いに男子部女子部でのカップルを見てると、羨ましくなったからです。
いつか彼氏と一緒に信心できたらいいな、と思っていました。
でも、そんな私と、周囲の空気感はまったく違ったりします。
特に婦人部壮年部は「折伏1ゲットできるかどうか」という目で私たちのことを見ています。
女子部のメンバーはわりと「数」よりも、彼氏と一緒に信心できるといいねという目で見てくれていたと思います。
男子部は人によりけりですが、個人的に彼氏の悩み相談に乗ったりしてくれる優しい男子部員もいました。
たとえ折伏がかなったとしても、私の成果になってしまうのですから、
本当に彼氏のことを心配して、その男子部員は相談に乗ってくれていたのだと思います。
問題は周囲の婦人部壮年部、さらには幹部たちでした。
「いつ決まりそう?」「00日までに地区1の目標なんだけど」「いけるよね?」こんな感じに追い詰めてきます。
私としては彼氏をノルマの数とは思っていないので、あまりいい気分ではありませんでした。
「彼氏もまだそこまでじゃないので……」と言うと、「00日まで何とか頑張ってみて!」となります。
まるで蛇のように、絶対に諦めません。そんなに折伏1の成果が欲しければ、自分で折伏すればいいと思うのですが……。
でも、もう気がつけば、私の彼氏の名前が書かれた紙が地区の拠点のお仏壇に置かれ、皆さんに祈られてしまっていました。
絶対に私の彼氏で折伏を決める!というものすごい念みたいなのが、伝わってくるようでした。
女子部の部長は「焦らなくていいから、彼氏の幸せを祈ってあげて」と言ってくれるのですが、
私の彼氏が入会するかどうかで迷っているという段階になると、もっと上の区幹部から電話がかかってきたりするようになりました。
「どう、彼氏?いけそう?」とか、「何とか00日までに決めよう!」と無茶ぶりしてくるのです。
宗教に入るかどうかなので、そんなに簡単には決められないだろうと私は思うのですが、
周りはもう、00日は私の彼氏で折伏1ゲット!と決めつけてしまっているのです。
上の幹部になればなるほど、折伏はノルマの数になっていくようです。
いつかは折伏したい。でも、無理矢理はしたくない。それが私の気持ちでした。
無理矢理折伏をして彼氏に嫌われたくないというのもありました。
もしこれで別れたら、この人たち責任取ってくれるのかと腹が立ったりもしました。
でも「今このときに彼氏と出会って付き合って、しかも信心の話ができて会合に来てくれてるっていうのは、すごく意味のあることなのよ!」とか、
「今このときに(池田)先生にお答えせずにいつお答えするの!?」「00ちゃんが今彼氏と付き合ってるのは偶然じゃないんだよ!」などなど言われ、
00日という設定を気にせずに折伏しようと思っていたのが、いつの間にか自分の中でも00日と決めていました。
あらゆる方向から攻めてこられるので、防ぎようがない感じでした。
そして、目標が設定された日の前日、幹部の人たちがセッティングされ、私は彼氏を幹部の家へと連れて行きました。
「お題目あげて待ってるから!」「絶対に決まるよ!」などなどと婦人部女子部の方々からメールやメッセージが届きました。
何が何でも「今日とってこい!」という気迫が伝わってきます。
私自身も「絶対に今日決めよう」と決意する反面、こんな大騒ぎになってできなかったらどうしようと弱気になったりもしました。
その日、夜中まで幹部を交えて話をしましたが、彼氏の結論は「今は入会しない」でした。
私は彼氏がちゃんと考えて出した結論なので受け入れましたが、多少は落胆した気持ちが伝わってしまったかもしれません。
夜中までお題目をあげて祈祷を続けていた婦人部の人たちの落胆は、私の比ではありませんでした。
彼氏は創価学会を拒絶するのではなく、今はまだ気持ちがそこまでじゃないという答えを出したのに、
婦人部や壮年部の人にとっては「折伏1できなかった」ということになってしまうのです。
翌日、会合で婦人部の人に会ったとき、いちおう「すみません、お題目あげてもらったのに」と言ったところ、
「夜中まで頑張っておきてお題目あげたけど、駄目だったって聞いてがっかりしたわ~」と、言われてしまいました。
婦人部の人たちにとって、本当に私の彼氏は「数」でしかなかったのだなと思いました。
そして「折伏1」ゲットできなかったから、「忙しい私たちを寝不足にさせた悪い男」になってしまったのでしょう。
それ以来、私のところへ遊びに来ていた彼氏と買い物に行って婦人部の人に出会ったりしても、
明らかな愛想笑いだけですまされるようになりました。
それまではいろいろ話しかけてきたりしていたのに、
そのあまりの変わりように彼氏も「何か俺、悪いことしたかな」とちょっと寂しそうに言っていました。
結局、この彼氏は私と付き合っている間、入会に至ることはありませんでした。
今はそれで本当に良かったと思っています。
この彼氏彼女の折伏の話については、まだいろいろあるので、次の記事でもう少し書きたいと思います。

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2 コメント

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折伏 (ココ)
2016-10-05 08:40:31
度々のコメントでオジャマします。
私も昔、バリ活兄弟の手引きで何度か数人の学会員に車座で取り囲まれた事がありましたが、まぁ当人達も悪気があっての事では無いんだろうと特に腹もたちませんでしたが裏方ではそんなたいへんな事情があったんですね。
様子が目に浮かぶくらいの臨場感があって外部の者にも解りやすいやすいです。

しかし、当時一緒にいた小学生だった娘は初対面の馴れ馴れしくくっついてくるオバチャンを気持ち悪がっていましたし、つい最近息子を亡くし自身も肝硬変を患ってるというお婆さん(その後他界)や平日昼間に参加してるショボくれたおじさん達に囲まれても、「この人達の仲間に入りたいわ~」なんて思う筈もありません。
幹部らしきおばさんは目の焦点があってないし...「大丈夫かな?この人」みたいな。
入会しなかったんでその後は冷たくされたとしても「別に~」な感じです。
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ココさんへ (にゃんこ丸)
2016-10-05 10:05:47
コメントありがとうございます。
ずらっと囲まれるのは嫌ですよね~。
それだけで圧迫感があるというか……。
私の時は取り囲まれたら可哀想だと思ったので、私と担当幹部と彼氏だけにしてもらいました。
周りを取り囲んでいる方々の頭の中は「折伏1ゲット」しかないので、それがどれだけ異常なことなのか気付いていないんですよね。
たぶんみんな心の中でお題目とかあげて祈祷してるんで、どんなふうに見られてるとか考える余裕もないと思います。
創価の愛想笑いのおばちゃんを気持ち悪いと感じたお子さんは、とても賢いと思います!
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