お天道様は見てござる

元創価学会員。現在は公明党が熱烈に推進し、ビルゲイツから感謝状をもらったコロナワクチンの問題について綴っています。

折伏をしては別れるを繰り返したある創価学会男子部員Xの話

2016-10-06 06:07:29 | 日記
この地区に来て地区リーダーになってしばらく経った頃、立て続けに男子部が折伏した女子部員が増えたことがありました。
ほとんどが男子部員の彼女でした。
そのうち、A子ちゃんとB子ちゃんは同じ会合にならないように気をつけて、などと言われるようになりました。
変なことを言うなと思って理由を聞くと、A子ちゃんとB子ちゃんを折伏したのは同じ男子部員Xなのだけど、
A子ちゃんは元彼女で、B子ちゃんは現在の彼女だというのです。
「それって二股なんじゃ……?」と男子部の地区リーダーに私は言いましたが
「ともかく女子部に入ったんだから、面倒はすべて女子部で見てください」と
言われてしまいました(ちなみにこの地区リーダー、数年後に少女部員の小さな娘さんがいるのに女子部員と不倫したあげくに離婚し、すぐに女子部員と再婚ました)。
でも、その男子部員Xの折伏はそれで終わりませんでした。
B子ちゃんがその男子部員Xと付き合っていると思っている最中に今度はC子ちゃんが新しい彼女として女子部に入ってきたのです。
B子ちゃんはまだその事実を知りませんし、彼氏と付き合っていると思っています。
「さすがに酷いんじゃないですか?」と言ったんですがまた男子部の地区リーダーに「女子部のことは女子部で解決して」と言われ、対処してもらえませんでした。
B子ちゃんはそれからほどなく別れ話を切り出されました(しかしC子ちゃんの存在については知らされませんでした)。
B子ちゃんはその男子部員Xと別れたくないからと、会合にも積極的に参加しました。
だけど私はC子ちゃんが参加する可能性のある会合に、B子ちゃんを誘うことはできませんでした。
B子ちゃんがその男子部員Xのことをどれだけ好きか知っているので、
いったいどういうふうに現実を知らせて良いのか途方に暮れてしまったのです。
A子ちゃんはもうすでにその男子部員Xのことは諦め、一切の女子部の連絡を拒否してきました。
だからA子ちゃんの心配はしなくて良くなったんですが、
B子ちゃんとC子ちゃんが同じ会合に出ないように調整し続ける必要がありました。
けれども、B子ちゃんはとうとう男子部員Xから直接真実を知らされることになりました。
男子部員Xが会合に参加する上で、いろいろと不便だと感じたからかも知れません。
付き合っている時期は重なっていないとB子ちゃんに男子部員Xは言ったそうですが、私は重なっていることを知っています。
実は私が地区リーダーになる以前にも、この男子部員Xは二股状態で彼女を折伏していたらしく、
私が知っているのはA子ちゃんとB子ちゃん、そしてC子ちゃんの三人ですが、
実際には五人の女子部員を付き合ってすぐに折伏し、そのうちのC子ちゃん以外の四人とはほどなく別れていたのです。
やがてB子ちゃんは連絡が取れなくなりました。
これで彼が折伏した五人のうち、四人がすべて連絡不能となってしまったのです。
いったい何のための折伏なんだろうと思いました。
幸せになるための折伏のはずなのに、折伏をされて不幸になるなんて何かおかしい。
私は女子部の先輩にこの時何度も何度も指導を受けました。
「そういう折伏でしかこの信心に巡り会えないその子の宿命だ」と幹部は言いました。
折伏した男子部員Xは悪くなくて、折伏された方の責任なのかと腑に落ちませんでした。
どの幹部も納得できる指導をしてくれることはありませんでした。
C子ちゃんは割と素直に活動に励んでいましたので、私は一緒に会合に行ったり、たまにご飯を食べに行ったりしていました。
そのうちにC子ちゃんには新しい彼氏が出来ました(見事なブーメランでした)。
その男子部員Xよりも新しい彼氏のほうを好きになったので別れを切り出すと、「絶対に別れない」と言われたそうです。
結局、もう新しい彼氏と付き合っているからと言ってC子ちゃんは男子部員Xと別れたのですが、彼まだ諦めきれないようでしたた。
そうしているうちにC子ちゃんは新しい彼氏の子どもを妊娠しました。
私は一緒に病院についていったり、差し入れをしたりとしていました。
あるときその男子部員Xが彼女の家にやって来てしまいました。
男子部員Xは「よりを戻したい」といい、彼女は「子どももできたし無理」といい、話は平行線だったそうです。
そのうちに男子部員Xは彼女の家の台所から包丁を持ってきて、床に突き刺して「彼氏と別れろ」と脅したそうです。
妊娠中の彼女はとても怖かったと思います。
何をどう言ったのかは覚えていないけど、何とか帰ってもらったと後で聞いて背筋がぞっとしました。
後日、床についたその時の刃物の跡を見せられ、さらに背筋が凍り付きました。
あまりのことだったので、その話を聞いたのがもう夜中だったのですが、すぐに女子部の幹部に電話をしてのですが、留守電でした(まあこれは仕方がない)。
仕方なく留守電に簡単に事情を説明したのですが、電話があったのは翌日の夜遅くでした(これも仕方がないといえば仕方がないのでしょう)。
しかし「あんな時間に電話をしてくるなんて非常識」と怒られ、あまりまともに話を聞いてもらえませんでした。
私一人が悶々としているとき、彼女は実家のある場所へ、新しい彼氏とともに引っ越すことになりました。
実家からお母さんが来られ、彼女が元彼である男子部員Xの折伏で創価学会に入会していたことを知り激怒しました。
彼女は私に「ご本尊を少し預かっていて欲しい」と言いました。
「お母さんが反対していて、どうされるか分からないから」と。
そういうことなら、と私は預かりました。
彼女はそのまま私に何も言わず、ご本尊を引き取ることもなく引っ越しました。
ご本尊を預かったままの私は、地区婦人部長や地区部長から激しく攻められました。
「どうしてそんな大事なものを預かったのか」「預からなければ、どうにかなったのに」と。
女子部の幹部からは「何とかして彼女に連絡を取りなさい」と言われ、毎日出てくれない彼女の携帯に電話をし続けました。
一ヶ月近く、毎日毎日かけ続けたと思います。
あまりにも大変なことをしでかしたと周りから責められ、私自身も精神的にどうにかなりそうな状態で、
何とかして連絡をつけ、ご本尊を返さないとということばかり考えていました。
そして、そのうちに電話番号が変わってしまいました。
今では後悔しています。どうしてC子ちゃんに電話をし続けてしまったんだろうと。
妊娠中でいろいろ不安定だっただろうに、嫌な思いをさせてしまったと。
今はC子ちゃんが幸せになってくれていたらとそればかりを考えます。
その問題の男子部員Xですが、折伏の成果をあげているときは、それがたとえ二股だろうと地区ではもてはやされていたのに、
私がその包丁事件のことをいろんな人に言ったので(ばらしたので)、そっとカードを地元へ移されました。
実は男子部員Xは私たちのいる地区に住んでいるわけではなく、別の場所に住んでいました。
同じ地区の男子部員に折伏されたので、紹介者のもとで一年間は活動して、その後は地元へ戻るという決まりがあったのですが、
彼は折伏ができるので、一年を超えても地区に引き止められていたのです。
それがその事件の後、あっさりと地元へ返されてしまいました。
地区婦人部長は言いました。「カード送り返してやったわ」と。
男子部員Xの折伏が二股だろうがおかしかろうが、万歳万歳とはしゃぎまくっていたのに。
彼を賞賛し、良い気持ちしていたその責任については、周りの人たちは何も考えていませんでした。
そのためにたくさんの女子部員が嫌な思いをし、包丁を突きつけられる事件まで起きてしまったのに。
今改めて男子部員Xがどうして付き合った女子部を折伏しては別れることを繰り返していたのか考えてみました。
折伏をしたからといって、お金がもらえるわけではありません。
地区の人たちの賞賛と、何人折伏したというステータスが増えるだけです。
彼はその賞賛とステータスが欲しいがためにそんなことを繰り返し続けたのでしょうか。
まさかと思うけれど、こんなヒドイ折伏で功徳があると思っていたのでしょうか。
私もマインドコントロールされた創価学会員でしたが、さすがにこんなヒドイ折伏では功徳より罰が当たるだろと思っていました。
創価学会とは縁もゆかりもなかったはずの女の子が、付き合った彼氏に入会させられた挙げ句すぐ別れられ、
彼にはまたすぐに別の彼女が出来ていたあの状況は、入会させられた女子部員たちにとっては紛れもなく詐欺ではないかと思うのです。
詐欺をして賞賛されてステータスがあがる。本当に狂ってる宗教だと思います。
私もとち狂った創価学会員の一人でしたが、まったくもって理解不能です。
この事件は、創価学会って何だろうと、何でこんなおかしな人が多いんだろうと私が初めて深刻に感じだ事件でした。
あまりにも理解できないことが多くて、だけど理解しないと罰が当たるような気がして、精神的に不安定になり、体調を崩したりもしました。
返す返すもここで覚醒していれと悔やんでしまいます。
「創価学会にも間違える人やおかしな人はいる(最強呪文発動)。だからこそ、池田先生の弟子として自分は襟を正さなければならない」
「創価学会の組織に不満があれば自分が率先して動いて「こういう組織にしたい」という組織にしていけばいい。池田先生もそうしてこられた」
という幹部の言葉に納得してしまい、創価学会やその教義自体を疑うところまではいかなかったのです。
自分が清浄な心で頑張っていれば、いつか組織も変わっていくかも、という希望もありました。
たとえ何人間違った人、悪い人が出てきても、私は本当の信心を貫こう……と思ってしまったのです。
ただ、「創価学会員だから良い人」という意識は、それ以降綺麗さっぱり捨てることになりました。

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