Fulltone FULL-DRIVE 2
本日、3度目の投稿です。
流行りましたよね〜フルトーン!
ブティック系EFの草分け的な存在でした。
拙者が買ったのは1999年だったと思います。(新品購入です)
日本の輸入代理店は通っていません。
当時、アメリカはボストンに住んでいた愚弟が買ってきてくれました。
当時は日本では凄く高額で売られていたと思います。
当然ですよね、運送費やその他の経費が掛かっちゃうんですもの。
現地では日本ほどの高額ではありませんでした。
基本的にはTS-9系の歪みですが、もう少し歪みます。
このEFの特筆すべき点は、ボリュームツマミが兼ねているコンプレッション・カットのスイッチです。
このスイッチを入れると(コンプカットすると)歪まなくなるのですが、その音圧、サスティン、トーンの艶たるや想像を絶するほどの凄まじさです(当時)
『音抜けが良い!』なんて表現ではありません。『全ての音信号を蹴散らして鼓膜へすっ飛んでくる!』とでも言いましょうか?
使っているアンプがJugg Box-One-だったので、余計にそう感じたのかもしれません。
そして、1つの個体にスイッチが2個あるのですが、ON/OFFに加えブーストスイッチがあります。
今では、そんなの割と当たり前のような感がありますが、当時は斬新でしたね。
でもこのフルドライブ2、ひとつお気に召さない所がありました。
それは、ブースト回路が歪み回路の前段にある事なんです。
ブーストスイッチを踏むと、歪みが深くなってしまうのです。
バンドメンバーのもう1人のギター弾きが当時、カールマーティンのホットドライビンブーストを使っていたのですが、あちらはブースト回路が歪の後段で、使い勝手の良さで優っていたと思いました。
もっともこの回路の件は、人によって(演奏する音楽によって)好みは五分五分なのですが当時、拙者が演奏していた音楽には前段ブーストは不向きなような気がしてなりませんでした。
この個体ですが、コンプカットのPullスイッチが壊れた事があります。
英語ペラペラな愚弟がダメ元で、Fulltoneの経営者マイク・フラーさんにメールを送った所、マイクさんからすぐに返信があり「それは、すまなかった。すぐ修理をするので送ってくれ!」との内容。
アメリカへの運送→修理→返送となるので期間はけっこう掛かりましたが、修理代と返送費はなんと無料!(驚きました)
凄く良心的な会社です。
それと、使っていたJENのワウをトゥルーバイパスに改造したい!旨の相談をマイクさんにしたところ、マイクさん手書きの回路図を送っていただき、その図に従って自分でワウを改造も出来ました。
もう感謝感謝しかありませんでした。
それから数年して、自転車に乗ってバンドの練習に通わなければならない環境になり、EFボードを小型・軽量に作り替えなくてはならず、FULL-DRIVE2をはじめ、大型・重量EFを使わなくなってしまいました。
このFULL-DRIVE2は、BANZAI COLD FUSIONの箱に入って眠っていました。
COLD FUSIONの在りかは、わかっています(笑
今は使わなくなった重量級のEFボードの中です(写真5枚目)