長年、愛用のヘッドフォンSONY MDR-Z900のケーブルを取り替えます。
こちらはねじ込み式なので、もともと付いていたプラグと同仕様です。(しかも超安い!)
右側のヘッドフォンへの渡り線も含めて計5本のケーブルを外します。
すると、もともと付いていたカールコードが取り外せます。
そして、今回の1番の難関なステレオミニプラグへのハンダ付け作業に掛かります。
この作業はしんどかった。(火傷もしました)
ヘッドフォン側で別々に配線したコールド線ですが、プラグ側では当然ショートしています。
このヘッドフォンはMDR-CD900の後継に当たる機種で、1990年ごろに購入したと思います。
当時の定価は¥25,000と言う高価な物でした。
MDR-CD900よりも低域が膨よかでリスニングに向いているモデルです。
若干遅れてMDR-CD900STと言うスタジオ業務用のモデルも派生的に販売が始まり、今ではスタジオモニターヘッドフォンの世界的スタンダードになっています。
このZ900はカールコードなのですが、経年劣化で加水分解してしまい、ベッチョベチョのグッチョグチョ状態で触るのも気持ち悪いです。
この加水分解はキッチンカビキラーのような物で綺麗になるのですが、リケーブルによる音質グレードアップの記事をwebで読んで、チャレンジしてみることにしました。
こちらはねじ込み式なので、もともと付いていたプラグと同仕様です。(しかも超安い!)
いろいろ探してみましたが、ねじ込み式のミニステレオプラグは他には見つかりませんでした。
左側のヘッドフォンを分解して、もとのケーブルをハンダで取り外します。
右側のヘッドフォンへの渡り線も含めて計5本のケーブルを外します。
ソレガシは右側への渡り線は外しませんでした。
すると、もともと付いていたカールコードが取り外せます。
そこに新しいケーブルを取り付けるのですが、このケーブルは名前の通り4芯になっていて、その周りを編組シールドで覆っています。
元々のカールカードは3芯でして、コールド線がLch、Rch共通となっています。
このコールド線をL、R分ける事で音質がグレードアップされると言うのです。
共通コールド線がハンダ付けされていた電極部分をカッターナイフで切り独立させます。
そして新しいケーブルを取り付けます。
そして、今回の1番の難関なステレオミニプラグへのハンダ付け作業に掛かります。
音響の現場を離れてもう20年以上経ちましょうか?
ステレオミニのハンダ付けをするのは、それ以来かと思います。
おまけに老眼も進み、何が何だかよく見えません(笑
連れ合いが貰ってきた度の強すぎる老眼鏡を拝借して接着作業に望みます。
この作業はしんどかった。(火傷もしました)
とりあえずは作業完了という事で、テスターで導通テストをしてOK!
ヘッドフォン側で別々に配線したコールド線ですが、プラグ側では当然ショートしています。
しかし、出音には変化あり!なんです。
耳の外側の空間が少し広がったようなイメージと、鳴っている楽器等に立体感が増した感じがします。
割と安価でできる改造なので、CD900系やZ900、Z600なんかをお使いの方は、暇つぶしにやってみてはいかがでしょうか?