「目標ラドン(もしくはガメラ)、撃て。」とつぶやいてしまった人は昭和の人。タミヤの骨董品を思い出した人も、同じ。と、憎まれ口ばかり書いていてはいけない。マイナーな車両のはずだが妙に記憶にあるのは東宝とタミヤのおかげだが、そんなトラウマの無い人でもこの形はそそられると思う。AFVクラブらしい解像度の高い製品。砲塔の床に排莢用シュートが有るのは模型を作って初めて判った。
例によって、非常に細かい分割ではあるが精度が高いのでストレス無く組める。フェンダー上の弾薬ケースも蓋まで別部品なのでつい別売の弾薬セットを買って詰めたくさせるなど、憎いね。
墨入れ、ドライブラシなどを駆使すればシャープなモールドが一層映えるとは思うが、適度に艶を出してやってもハイライトが出て同じような効果があると思う。グリーンランドさんのように名人と言われる人は両方をバランス良く施すのだろう。
唯一、付属のキャタピラが接着、塗装に抵抗する材質なのがつらいところだ。接着は多用途系で出来るが塗装はプライマー塗っても伸ばすとはがれました、当然か。長さは問題無し。
伸ばしランナーのアンテナも含め箱の中身だけでこれが出来るのは素晴らしいと思う。