ハセガワのリベレーターD型。Jも持っていたが可哀そうに切り刻まれてマッチボックスのプライバティアと合体させられてしまった、合掌。
余談はともかく普通のB24は初めて完成。このシリーズらしく,見えなくなってしまう所の部品が多数有る教育的な作りに加え、機首が透明部品故の扱い難さもあり結構食べごたえの有るキットだ。決して組み難い訳ではないがやはり4発機は面倒くさい。
エッセクス級の空母のようなふてぶてしさを感じさせる太く深い胴体と長い主翼が魅力。更に小池さんの絵が恰好良すぎて買ってしまったのだが、昔、レベルの72が出来なかったトラウマだったのかもしれない。そう言えばおろし金みたいだったなー、レベルのは。今のモデラーは幸せだぞ、こんな綺麗なモールドのキットが手に入るのだ、しかもDもあればJもある。
多分一番の悩みは3点姿勢にするための重りだろう。一見、場所少なく必要な重さは大、だ。重たくなるのは嫌だったのでレストア機の写真からスタンションを採用、テイルスキッドにかませてやった。多分、フル装備ならば不要のはずだが、バランスがちょっと気になる状態ではこうして尻餅を防いでいたと思われる。ついでに、出入り口を開けて梯子も付けてやった。クルーはここからぞろぞろ乗ったはずだ。知らなかったなー。
上面の色は箱絵にならって調色。下面はミディアムシーグレー。マスキングで楽をしたいのでデアイシングブーツの黒を先に、缶で塗った都合翼が真黒になった。ここに迷彩を吹いたのだが0.3mmのガンだと当然色の付く範囲が狭く全体を吹くよりパネル毎に吹く方が塗り易い。結果微妙にグラデーションが出て、なるほどと納得。ただし、最初から意識してやったらうまくいったかどうかは不明。修行が足りないな。
左右でマーキングが違ったりでなかなか楽しめる機体である。突起物が多いので分解してしまえないのが悩みの種か。救急車はアカデミー。これも出来のよい良いキットだった。