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生きるために大切なメッセージ&日々の出来事

旅行*岐阜県①

2016-11-10 09:04:38 | 旅行&スポット

二日目、動物園をあとにした私たちは、岐阜県の「白川郷」へと向かいました。
雨が降ってきましたが、合掌造りの集落は絶対に見たかったので、根性で行きました。

気温が低く、雨が降ったりやんだりと、あいにくの天候なのに、観光客がけっこう多かったのにはびっくりです。
外国人も多くて、日本人とどちらが多いかわからないくらいでした。

私も主人も「白川郷」は初めて。
合掌造りの家が点在していて、どこをどう見たらいいのかさっぱりわからないので、案内所の方に尋ね、その通りに見て回ることにしました。

80軒前後の合掌造りの家があり、ほとんどが、その合掌造りの家で、土産品店や食事処、民宿を営んでいます。
また、生活している人たちもいます。

「合掌造り」という独特の形を間近で目にしたとき、そのすごさに圧倒されました。

家の形から感じる温もりとか、かわいらしさとか、それはもちろんステキなのですが、この雪深い土地に住む人たちが、厳しい自然に負けないで暮らしていくために考えた、家造りの知恵と工夫が、この“合掌したような形”に凝縮されていて、目を奪われます。

 
右は、屋根の裏側を下から見上げたものです。


日本の農村の原風景という感じ。

途中、国指定重要文化財の合掌造りの家である「和田家」を見学しました。
江戸期に、名主や番所役人を務めたお家ということです。
1階と2階が見学可能で、フラッシュ撮影でなければ撮影可能です。
受付を済ませると、「オエ」と呼ばれる、囲炉裏のある部屋に上がりました。
続いて、「オクノデイ」と呼ばれる客室を見学。
その部屋と隣の部屋の間にある「欄間」のデザインがすてきでした。

そして、細くて急な階段を上がり、2階の屋根裏へ。
(階段が混雑していたのにはびっくり!) 

ここに暮らす人たちの知恵と工夫の粋が明かされます。

 
▲迫力満点

 ◀天井

屋根裏全体は暗くて、“黒の世界”といった感じです。
床や、太くて黒い木材は、黒光りしていて、“黒の美しさ”を堪能しました。
間近で見ると、雪に耐え得る木造住宅の細部の工夫がよくわかります。

「和田家」を出たあと、合掌造り集落の全体を見下ろせる「展望台」に行きました。

雨が降っていたので、ちょっと残念です。
今度は、晴れた日に、そして、雪の白川郷を写真に収めたいです。

ちょっと番外ですが、こんな方たちがいました。
歓迎してくれているのでしょうか。

 みんな、オシャレ

それにしても、白川郷は外国人にも人気です。
「和田家」では、囲炉裏を前にして、写真を撮る外国人がたくさんいました。

私たちも撮り終え、2階に上がろうとしたとき、アジア人の若い女性に、写真を撮ってくれるよう英語で頼まれたのです。
でも、私は英語が話せないので日本語で、彼女は日本語が話せないので英語で、最後まで会話をしていました。

結局、言葉が通じなくても無事に写真を撮ってあげられたのですが、ちゃんと“会話をした”わけではありません。
記念撮影ということで、やることは決まっているのだから、言葉が聞き取れなくても、話せなくても、なんとかなるのは当たり前です。

4年後の東京オリンピックを控え、日本への外国人旅行者が増えました。
いつ、外国人に話しかけられるかわかりません。
そんなときのために、そして、少しでも外国の人と話をするために、英語を話せるようになりたいなぁと、しみじみ思いました。

 

 


旅行*石川県⑤

2016-11-07 02:40:40 | 旅行&スポット

朝食後、宿を出発した私たちは、「いしかわ動物園」に向かいました。
やはり“トラ”に会いたくて、行ってしまいました。

受付を通り、園内を歩いていると、地面に動物の足跡を発見。
 たどって行くと…

 トラです。

よくできています。
この動物園では、動物の足跡を地面に刻んで、どんな形なのかを紹介し、たどっていくと、その動物のオブジェに行き着くようにしています。 
トラのほかには…、シマウマは記憶していますが、ほかは覚えていません。
(ほかの動物に失礼ですね

ともかく、どんなトラなのか、ワクワクしながらお目当てのトラに会いに行きました。

この日は寒く、雨が降ったりやんだりでした。

ベンガルトラが1頭、外の運動場にいましたが、ほとんど動きません。
そのおかげか、写真は撮りやすかったです。
顔立ちが美しく、毛色が濃くて、いい色をしたトラでした。
名前は「ジャム」。17才の雌トラです。
 じっとしたまま。

 ちょっと眠そう。

 この瞳にクギづけ。

 優雅です。

そして、もう1頭、室内の展示場にいました。
こちらは雄トラで、名前は「マドラス」。同じくベンガルトラで、17才です。
マドラスは、ずっと行ったり来たりを繰り返していて、まったく写真が撮れませんでした。
(残念 でも、動画は少し撮れました

2頭とも、17才という年齢を感じさせません。
ジャムは、若いトラかと思えるような美しさがあり、マドラスは、元気に動いています。

来てよかったです。

トラ以外で、印象に残っているのは、カピバラです。

ゆったりとお湯に浸かっている姿を見ていると、ほんわか気分になります。

帰りがけに、もう一度、トラを見て、後ろ髪を引かれる思いですが、次の旅行先へ向かいました。


旅行*石川県④

2016-11-07 02:40:16 | 旅行&スポット

「JR金沢駅」の美しさを堪能した私たちは、泊まる宿を目指しました。
この日は、加賀市の山中温泉にある「かがり吉祥亭」に泊まりました。
   ◀旅館の看板の横にある、巨大な“カニ” 

貸切風呂が予約できて、とてもうれしかったです。
乳ガンの手術で片方を全摘した私は、大浴場で人に交じって入る勇気はありません。
旅行のときは、いつも部屋にあるお風呂を使っていました。
でも、温泉ではないので、“その日の汚れを落とすだけ”になってしまいます。

この宿は、部屋のお風呂も温泉が出ます。
貸切風呂を借りる必要はないかな…と思ったのですが、部屋のお風呂とはまた(雰囲気が)違うからと、主人が借りるよう勧めてくれました。
おかげで、温泉地での旅行気分を、気兼ねなく、たっぷり味わえました。

▲貸切風呂の岩風呂と天井(右)

夕食は、レストランで「加賀能登会席」をいただきました。

▲先付(蟹味噌胡麻豆腐、金時草お浸し、鯖寿し)


▲蟹

 
▲焼物(鰤柚庵焼、甘酢蕪)& 治部椀(合鴨治部煮他)

このほか、お造り、茶碗蒸し、天婦羅、酢の物などが出されました。
ご飯は、鶏の炊き込みご飯。
天婦羅と、加賀の伝統料理「鯛の唐蒸し」は、お代わり自由でした。
最後に、デザートとして、酒粕プリン、果物をいただきました。

蟹は、一杯まるごとなので、食べるのに時間がかかりましたが、天婦羅のお代わりもして、おいしいお食事に大満足でした。

翌日の朝食も、同じレストランでいただきました。

品数が豊富です。
焼き魚、湯豆腐、サラダ、ジュース類は、お代わり自由。
魚が入った「雑魚汁」がおいしかったです。
サラダの大根ドレッシングがとてもおいしかったので、自宅用に買って帰りました。

 ◀加賀産の野菜を使った野菜ジュースがおいしい
デザートに、フルーツゼリーも付いていて、大変、満足できる朝食です。

夕食、朝食ともに、新鮮な野菜、魚が使われていて、魚大好きの私たちにはうれしいお食事でした。


旅行*石川県③

2016-11-04 10:33:25 | 旅行&スポット

「ひがし茶屋街」から、私たちはタクシーで「JR金沢駅」に向かいました。

ちょっと強硬スケジュールでしたが、ここだけははずせません。
テレビで目にして、“絶対にこれを見たい!”と、いちばん楽しみにしていたのですから。

金沢駅の東口の玄関前に建造された「鼓門」です。
伝統芸能の一つ、「鼓」をイメージして造られたそうです。
この堂々とした立ちっぷりは、インパクト大、迫力満点!!
雅の中に、凛とした強さを感じるのは、“和”と建築がうまく融合しているからでしょうか。

 “和”の醍醐味

「鼓門」をくぐると、“和”とはかけ離れた、近代的な「もてなしドーム」があります。
“訪れた人に雨傘を差し出す”という、雨や雪の多い、金沢ならではの“おもてなしの心”がつまったドームだそうです。
建築には、アルミフレームと、3,019枚のガラスが使われているとのことです。
下から見上げると、一つひとつがジグソーパズルのピースのようで、その細かさと、技術の高さにびっくり!
上からも、光がたくさん入ってくるので、開放感たっぷりです。
“ここは、本当に「駅」なのか?”と、思ってしまいました。

アメリカの某旅行雑誌の「世界で最も美しい駅14選」に選ばれただけあって、その美しさは予想を超えていました。

今回は、時間の余裕がなく、車で来たこともあって、駅の構内までは見られませんでした。
次回は、北陸新幹線で来て、隅々までじっくり鑑賞しようと思います。

 

 

 


 

 

 

 


旅行*石川県②

2016-11-04 10:32:00 | 旅行&スポット

「兼六園」をあとにした私たちは、「ひがし茶屋街」に向かいました。

「紅殻格子」という格子戸が特徴的なお茶屋が並ぶ景観は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれているだけあって、まるで、江戸時代にタイムスリップしたような感じがします。

ピンク色には、意表を突かれました。

茶屋街では、古い造りを利用して、様々なお店が開かれているのですが、すべて入ってみたくなるような、ステキなお店ばかりです。

二人とも歩き続けていたので、ちょっと休憩ということで、スイーツのお店に入りました。
「茶房 素心」というお店です。
上から茶屋街を見たいこともあって、2階でスイーツをいただきました。

主人は上生菓子の「ハロウィン」、私は和菓子がダメなので、紅茶のシフォンケーキを、二人ともコーヒーとセットで頼みました。
とってもおいしかったです

そして…、金沢と言えば、やっぱり“金箔”でしょう。
帰りに、「金箔屋 さくだ」というお店で、蒔絵シールを買いました。

「向かい干支」といって、“自分の干支から数えて七番目にあたる反対の干支”のモノを持つと縁起がいいのだそうです。
私は“寅年”なので、向かい干支は“申”になります。
携帯やガラス、プラスチック、陶磁器、スポーツ用具ほか、いろいろな物に貼れるようです。
何に貼ろう…と考えるのも、金箔ゆえにテンションが上がりますね。

江戸情緒にたっぷり浸った私たちは、タクシーで次の場所へ移動することにしました。

金箔のほとんどは金沢で造られていますが、運転手さんの話では、職人になる若い人が、今はほとんどいないとのことです。
非常に細かい作業で、修業も厳しく、一人前になるのに時間がかかるというのが原因のようです。

このすばらしい伝統工芸が、なんとか廃れないよう、願うばかりの私たち観光客でした。