待ちに待った “子トラ” に会える時間まで、1秒、また1秒…。
その前に…、
1頭のトラが、展示場をひとり占めしていました。
ここのトラ展示場はかなり広く、木が生い茂り、まさに “森林” を再現していると言えます。
これなら、トラもストレスを感じず、また、来園者も、自然界でのトラの生態を観察できます。
子トラのお母さん以外に、成育したトラは3頭、飼育されているようですが、その3頭は、子トラの展示時間以外は、順番に展示場にいるようです。
当日、どのトラが展示場にいたのかはわかりませんでした。
スマトラトラは、アムールトラよりも体の縞模様が密集していて、顔の、特に鼻の辺りの色が濃い印象を受けました。
木々の中を闊歩する様子は、まさに “森林の王者” 。
自然界のトラは、きっとこんなふうに過ごすのでしょうね。
このトラがトラ舎に引っ込むと、やっと、2頭の子トラとお母さんトラの登場です。
“かわいーッ ”
声が上がり、すかさず写真を撮る人たち。
私も、一瞬でも目を離すまいと、で追いかけます。
連写もしながら、撮りまくりました。
家に帰って写真を見るとガッカリ…。
肝心のトラの画像が切れていたり、傾いて撮れていたり。
これは、撮影の練習をしないとマズイ
それでも、かわいい子トラたちとお母さんトラを、少しはに収めることができました。
実は、このお母さんトラは、三つ子を産んでいます。
しかし、昨年暮れ、展示場馴致初日に、三つ子のうちの1頭(生後3か月)が、展示場内の堀に転落して溺死したとか。
子育てをがんばっていたというお母さんトラ。
子どもを失くしてショックを受けたと思いますが、今は、残った2頭の子育てに奮闘中だそうです。
スマトラトラは絶滅危惧種ということもあり、二度とこうした事故が起きないようにしてほしいものです。