「『幸せの星』のアーチ」から、いちばんの目的だった「浜松市動物園」へ。
やっと、会いたかった にたどり着きました。
ここには、2頭のアムールトラがいます。
1頭は、オスで4才の「テン」ちゃん。
赤ちゃんのときから飼育員さんに育てられたせいか、人間が大好きです。
もう1頭は、メスで4才の「ローラ」ちゃん。
「ローラ」ちゃんは、「テン」ちゃんのお嫁さんとして、ロシアから来園しました。
残念ながら、まだ、様子をみながら2頭を近づけている段階だそうで…。
「ローラ」ちゃんは「テン」ちゃんに愛想よくあいさつをしても、「テン」ちゃんは「ローラ」ちゃんを威嚇してしまうのだとか。
2頭の赤ちゃんには、まだまだお目にかかれないようです。
この動物園では、運動場と室内(オリ)で、2頭が交替で展示されます。
この日、「テン」ちゃんは運動場、「ローラ」ちゃんは室内でした。
「テン」ちゃんは、私たちが着いたときから、しばらくは太陽の光が当たる暖かい場所に、ずっと寝そべっていました。
あまりにも動かないので、「ほかの動物園に行こうか…」と話していたとき、やっと、のそのそと体を起こして、少しだけ動いてくれました。
すかさず、カシャッ
▲やっぱり大きい!!
▲寝姿もかわいい
▲“野生のトラ”感があります
「テン」ちゃんは、この写真でもそうですが(中段左)、舌をちょこんと出していることが、ホントに多いです。
理由はわかりませんが、そこがかわいいと人気です。
一方、「ローラ」ちゃんは、ずーっとこのとおり。
私たちが帰るまで、まったく動きませんでした。
私も主人も、「テン」ちゃんには特別な思い入れがあります。
一つは、仔トラの頃から見てきたということ。
あるテレビ番組で、「テン」ちゃんを育てた飼育員さんが、よちよち歩きの「テン」ちゃんを連れて、園内を散歩させているのを見て、「ここへ行こうよ」と、主人と二人で行ったのが始まりでした。
小さい「テン」ちゃんはホントにかわいくて、それから毎年、行くようになり、成長をずっと見てきました。
「テン」ちゃんは、私たちが本格的な “トラめぐり” をするきっかけになった “トラ” です。
もう一つは、私のガンがわかったとき、手術前に、主人が「『テン』ちゃんに元気をもらいに行こうよ」と言ってくれて、会いにいったことです。
病気に対して怖さと不安だらけの中、「テン」ちゃんを見て、そして、「テン」ちゃんと目が合っただけで、恐怖感たちがスーッと引いていきました。
「テン」ちゃんに元気と勇気をもらったおかげで、“絶対に生きるんだ!“ という強い気持ちで、手術に臨むことができたのです。
そんな、私たち夫婦にとって特別な「テン」ちゃんですが、メタボになったり、膝が痛かった時期があったりで、健康面が心配されます。
種を残すという期待もかかっているし…。
今後も、私たちは会いに行くので、「テン」ちゃんにはずーっと元気でいてほしいです。
そして、後ろ髪を引かれる思いで動物園を後にし、自宅へ。
途中、「富士川SA」(上り)で遅めの昼食をとりました。
食べる前に、富士山 がソコソコきれいに見えていたので、写真を撮りました。
「行き」ではあまり見えなかったので、うれしかったです。
昼食は、二人で「しらす丼」を注文し、たっぷりのしらすにテンションが
とってもおいしかったです。
このSA(上り)では、新しく、大観覧車ができました。
名前は、「Fuji Sky View(フジスカイビュー)」。
オープンは、2月23日(木)、「富士山の日」。
富士山はもちろん、富士市街地や駿河湾まで一望できるそうです。
SAを出発し、自宅へ。
今回も、楽しい旅を無事に終えることができました。
次に、「テン」ちゃんに会う日が待たれます。