こんばんは。
「苦しい時の神頼み」
今日は滋賀県一の参拝者数を誇る、滋賀県犬上郡多賀町にある
「多賀大社」に
今年初のお参りに行ってきた。
その前に氏神様を先にお参りして、そこから約25分ほど歩いて
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旧中山道沿いにある武佐(むさ)駅から「ガチャコン」(近江鉄道)で多賀大社へ向かう。
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ここから電車で行くなら、近江八幡駅に出てJRで彦根駅へ行き、そこから「ガチャコン」で多賀大社前駅に行くのが
一般的なのだが、今回は八日市を経由してオール「ガチャコン」で行く。
日頃、銚子電鉄など他府県のローカル私鉄ばかり応援しているが、実は地元の近江鉄道も結構ヤバい経営状況だ。
一応、将来的には自治体が線路等を保有する「上下分離式」での存続が決まっているものの、今冬は二度も
列車の脱線事故を引き起こし、地元の信頼が大きく揺らいでいる。
平日はお得なフリー切符の発売もないが、ここは「ガチャコン」も乗って応援せねばなるまい。
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近江八幡方面から元西武鉄道の電車がやって来た。
この大型車両を導入するにあたり、ホームを削ったり線路を改良したり、以前も自治体から
資金援助を受けて、大規模な近代化工事が行われているのだが・・・
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八日市(ようかいち)駅で、米原行きの電車に乗り換え
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/88/14096de8923b69de7c867ee9c1a12659.jpg?1645007406)
途中の高宮駅で、今度は多賀大社前行きの電車に乗り換える。
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今月7日夜9時過ぎに、踏切の手前あたりのカーブで脱線事故が起きた。
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今日も高宮駅では保線工事が行われていた。
保線が追いつかないのは、各地方中小私鉄が共通に抱える問題だ。
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高宮駅からあっという間に多賀大社前駅に到着。
途中の「スクリーン駅」で、大日本スクリーンの従業員が多数下車して
多賀大社前駅まで乗ってきたのは5人。
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駅の規模はそこそこ大きいが、賑わうのは年末年始だけ。
コロナの影響もあるのか、初詣臨時列車の設定は年々減少している。
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駅前には、多賀大社の大鳥居があり
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ここから多賀大社までは、ゆっくり歩いて10分ほど。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/d3/c53702d47505d11596ae2d181f25e26d.jpg?1645008957)
この道は「多賀大社表参道 絵馬通り」という名称がつけられており、道路中央に融雪装置を備えた
カラー舗装やタイル舗装が施されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/45/22b8307bf4dd70378d5dfcf8b8ecc381.jpg?1645009423)
小説「花の生涯」でお馴染み、村山たか女の住処とのこと。
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初詣時や祭礼時にはズラッと屋台が並び大混雑する道だが、平日の水曜日は休みの店舗も多く
閑散とした中を歩いて、多賀大社の二大土産物店が見えてきたら、その真向かいが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/59/8e23b0e75a7c163aa515b5289e9db6c0.jpg?1645009805)
多賀大社
多賀大社の公式サイトから一部コピペすると
御祭神
伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)
伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)
~由緒~
古くから「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社です。
日本最古の書物「古事記」によると、この二柱の大神は神代の昔に、初めて夫婦の道を始められ、日本の国土、続いて天照大神をはじめとする八百万(やおよろず)の神々をお産みになられました。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」
この言葉は、子供の頃に祖母からよく聞いた。
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豊臣秀吉が奉納したと伝えられる
「太閤橋」は通行不可。
横の参道を通って中へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/53/48567c9365a0b9c2684c34a55cf4fb4d.jpg?1645011411)
非常に静かな環境の中で、お参りさせていただくことが出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/bf/199b4868175948f784d0bd6fe9773332.jpg?1645011830)
多賀大社と言えば
「お多賀杓子」
これも、多賀大社の公式サイトからコピペ
お多賀杓子
元正天皇(げんしょうてんのう)
元正天皇の病気に際し、当社の神主が強飯を炊き、しでの木で作った杓子を献上、天皇はたちまち治癒されたと伝え、そのしでの木が現存する飯盛木で、杓子は「お多賀杓子」として有名です。
オタマジャクシの語源という説もあるそう。
多賀大社公式サイト
ところで、多賀大社参拝後のお土産として有名なのが
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「糸切餅」
糸切餅の歴史は、元寇にまで遡るらしい。
一説によると、糸切餅の模様は蒙古軍の旗が由来で、神風が吹いて軍が退散したことから、
喜んだ民が蒙古軍旗に見立てた餅を弓の弦で切って、勝利を祝ったのが始まりとのこと。
糸切餅を販売する代表的な店は3つあり、そのうち2店舗が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/51/e732d755736dcac9aa581f32451364f1.jpg?1645012860)
多賀大社の向かい側に並んで建つ。
左が「元祖 莚寿堂本舗」
右が「総本家 多賀や」
「元祖」「総本家」とよくあるパターンだが、「元祖」の糸切餅はバリエーションがあり、多賀サービスエリアで
売っている糸切餅は「総本家」の方らしい。
味と値段はさして変わらないのだが、私がいつも糸切餅を買う店は、もう一つの店
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/2d/992ca65d5ca3d5547610a91257d44017.jpg?1645013391)
多賀大社と駅の中間ぐらいに店を構える
「本家 菱屋」
ここは「本家」だが、他の2店舗と違うのは、昔ながらのやり方 本当に糸で餅を切っているのだ。
今日も買うつもりだったが、残念ながら糸切餅は休みだった。
ここは店先で実演販売するので、以前その時の様子を撮影した動画を貼る。
糸切餅
早足で駅まで戻ると、さっき乗ってきた電車がまもなく発車というところで、急いで飛び乗り
彦根駅に向かった。
つづく