銀座で映画を観てきました
『母の身終い』
年末に観るには‥ちょっと重いお話しでした。
最後に、母が自分の決断で薬を飲んで
人生を終わらせる場面は涙が止まらなかった
スイスにはそういう施設があるってことも知って驚きました。

あらすじ
出来心から麻薬の密売に手を出した48歳のトラック運転手アラン(ヴァンサン・ランドン)が、刑務所から出所してきた。彼は、折り合いが悪い母イヴェット(エレーヌ・ヴァンサン)の家に身を寄せて、人生の再出発をはかろうとする。しかし思うような職を得ることはできず、なんとかありついたのは、塵処理仕分けの仕事だった。イヴェットはそんな息子を黙って受け入れているが、実は脳腫瘍の悪化で余命いくばくもないことを宣告されていた。イヴェットは、いい年をしてまともな暮らしもできない息子に苛立ちを募らせる。一方アランも、神経質で小煩い母を疎ましく思っていた。ある日、アランは母親の薬が入った引き出しで書類を見つける。それはスイスにある自殺を幇助する協会との契約書だった。イヴェットは、病気が進行し、自分が自分でなくなる前に、“自分らしい人生の終え方”を望んでいるのだ。それを知ったアランは激しく動揺する。母の主治医に会い、病状を理解したアランは、スイスの協会の人との話し合いにも同席し、母の決意の固さを知る。残された時間を共にし、やっと向き合うことのできた母を、アランは無言で労わる。そして、イヴェットが旅立つ日の朝を迎える……。