光害の自宅で夜明け前にレナード彗星(C/2021 A1)も撮影しました。
11月4日夜明け前、晴れ。目覚ましで朝4時過ぎに起床して初めてのレナード彗星を撮影しました。
ε-130D望遠鏡は前夜に庭へ準備して、すぐに撮影できる体制にしました。
11/4は天気の特異日で晴天率90%以上の日だそうです。ラジオで気象予報士の人が言っていました。それを信じて早朝撮影にしました。
予報通りに晴れました。雲は行き来しますが、撮影には支障ありません。
彗星の導入は北斗七星のひしゃくγ星(フェクダ)を基準星にして行いました。
試写してカメラモニターをチェックしますと、彗星が写っていました。一発導入でした。丸いコマがすぐに判りました。尾はカメラモニターでは判りません。
本日もQBPフィルターを使って撮影です。連写撮影しました。
連写中は自宅内で待機です。待機中に新聞配達の人が郵便受けへ朝刊を入れて行きました。
新聞配達のバイクのヘッドライト光が気掛かりで、撮影写真をカメラモニターでチェックしましたが、問題なしでした。良かったです。
撮影後は、東天の彗星掃天撮影も行いました。QBPフィルターによる試験撮影を兼ねて行いました。
終了後、機材を片付けて朝まで就寝しました。
起床して午前中に掃天写真のチェックを行いました。彗星像?らしいものが1個ありましたが、同一写野の別写真チェックで彗星でないことが判りました。未知の彗星の収穫はありませんでした。
撮影した写真を添付します。
やはりQBPフィルターは彗星の尾に効果があるようです。肉眼で3等星までしか見えない自宅でもこれだけ尾が写りました。
彗星光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、11.4±0.4等です。
尾が北西方向(写真右上)へ出ています。尾の長さは角度で約3.5分です。暗い空ではもっと長く尾が写っているそうです。
来月(12月)10日前後に最も明るくなる予報です。あまり期待しないで待つことにします。
レナード彗星(C/2021 A1)
2021年11月4日04時51分23秒~05時00分37秒
露出30秒×18コマ ε-130D F3.3 QBPフィルター
メトカーフコンポジット トリミングISO3200 自宅 気温12℃
※上が北