20cmドブソニアン望遠鏡で撮影した土星のコンポジット(複数枚合成)コマ数の違いによる写りを比較しました。
9月18日晴れ。9/13にシーイング良好の土星の動画画像をたくさん撮影していましたので、コンポジットコマ数1コマ・10コマ・27コマの3段階で写りの違いを比較することにしました。
シーイング良好の時は、惑星写真は1コマでも良い写真になります。コマ数を増やすことで画質の粗さが目立ちにくくなって更に良い写真になります。
3段階に分けて写真を制作しました。
コマ数1コマの写真でも十分見るに堪えます。
コマ数10コマの写真では画質が滑らかになって、1コマ写真よりもきれいに見えます。
コマ数10コマと27コマの写真比較では、あまり大差ないように見えます。
結論として、シーイング良好の時の土星の写真は、コンポジットコマ数10コマぐらいで十分かなと思います。
コマ数をむやみに増やしても処理時間の無駄になります。但し、撮影はその時しかありませんので、多めに撮影しておいた方が無難かと思います。
コマ数3段階の写真3コマを添付します。
①土星(コンポジットコマ数1コマ)
2024年9月13日22時17分
露出26.9ms×250/500フレーム×1コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温27℃ ※キャプチャエリア544×548
②土星(コンポジットコマ数10コマ)
2024年9月13日22時17分~18分
露出26.9ms×250/500フレーム×10コマ
他データは①と同じ
③土星(コンポジットコマ数27コマ)
2024年9月13日22時17分~21分
露出26.9ms×250/500フレーム×27コマ
他データは①と同じ