新星空の友

もう一度、火星写真で動画処理ソフトの違いによる画像の差異を確認しました

 もう一度、今度は火星写真で動画処理ソフトの違いによる画像の差異を確認しました。(専門的な内容で恐縮です)
 11月4日晴れ時々曇り。火星撮影も一段落しましたので、火星写真を使って動画処理ソフトの違いで画像の写りの差異を確認することにしました。
 動画処理ソフトはステライメージ8とRegiStax6です。
 以前にも木星と土星の写真で画像の差異を比較しました。
 写りはステライメージ8の方が良いこと、処理時間はRegiStax6の方が圧倒的に早いことを確認しています。

 今回は火星の写真で画像の差異を確認しました。
 動画カメラは今年火星用に購入したASI290MCカメラと以前から使用しているNEXIMAGE5カメラ2台で比較です。望遠鏡は20cmドブソニアン望遠鏡です。

 ソフト現像処理した画像写りの比較結果を次に示します。
 
 ASI290MCカメラ、NEXIMAGE5カメラのどちらを使っても
 ステライメージ8動画処理とRegiStax6動画処理の大きな差は見受けられませんでした。
 しいて言えば、ステライメージ8動画処理の方が少し画像がハッキリしているようです。
 処理時間を考えますと、やはりRegiStax6動画処理した方が圧倒的に早いです。作業ストレスも少ないです。

 結論としては、普段はRegiStax6動画処理した方が良いと思います。よりハッキリした画像を優先する場合はステライメージ8動画処理、と使い分けた方が良いと思います。
 尚、動画カメラの違いによる写りは、やはりASI290MCカメラの方がNEXIMAGE5カメラよりもハッキリ写るようです。(値段の差が出るようです)
 
 動画処理ソフトの違いによる画像比較した写真4コマを添付します。

A.ASI290MC動画カメラ使用
①火星(ステライメージ8動画処理)

2020年10月11日20時23分~26分
露出1.5ms×300/1000フレーム×5コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 
ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理 トリミング
自宅 気温20℃ ※キャプチャエリア480×274、下が北

②火星(RegiStax6動画処理)
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理
他データは①と同じ

B.NEXIMAGE5動画カメラ使用
③火星(ステライメージ8動画処理)

2020年10月01日21時51分~54分
露出1/94秒×200/500フレーム×6コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
NEXIMAGE5 動画撮影 
ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理 トリミング
自宅 気温21℃ 下が北

④火星(RegiStax6動画処理)

RegiStax6+ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理
他データは③と同じ







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