試験的に春かすみの空でシリウス伴星とリゲル伴星を観察してみました。
3月21日春かすみの快晴でした。朝から快晴でしたが、青空でなく白くかすんだ空でした。
晴れたら山へY4アトラス彗星撮影に行くつもりでした。しかし、空があまりにもかすんでいましたので、行くことを取りやめました。かすんだ空では良い写真になりません。時間と労力と費用の無駄ですから。
その代わりとして、夕方のウォーキング後に20cmドブソニアン望遠鏡でシリウス伴星とリゲル伴星が春かすみの中でどのように観えるか確認することにしました。
本日(3/21)は撮影しません。割り切って伴星観察一本に絞りました。ですから、写真添付はありません。
ウォーキング後、20時前にドブソニアン望遠鏡を自宅庭へ出してシリウス伴星を観察しました。
シリウスは既に南中を過ぎています。×200倍で観察しますと、伴星が時々チラチラ観えました。主星は少しにじんだ感じに観えました。シーイングはやや良好です。
春かすみの中でもシリウス伴星が観えることが判りました。
次にリゲル伴星を同様に×200倍で観察しました。伴星は簡単に観えました。主星はシリウス同様ににじんだ感じに観えました。
春かすみの中でシリウス伴星とリゲル伴星を観察しましたが、主星はにじんで観えることが判りました。
春かすみの中ではシリウス伴星の撮影はやらない方が良いと思いました。主星のにじみで伴星が写りにくいです。やはりシーイング良好でスッキリとした空で撮影した方がうまく撮影できると思います。
この試験観察を参考にして、今後のシリウス伴星撮影に役立てようと思います。
結論として、春かすみで白くかすんでいる時は、星空撮影を避けた方が良いということになります。
尚、ベテルギウスの光度も眼視観察しました。結果は、双子座β星ポルックス(光度1.1等)と同等の明るさでした。現在、1.1等です。