大谷淳子・大谷英之著
久々に感動して素直に泣ける本。
淡路島で公害による重度の四肢の障害をもって
生まれたニホンザルの赤ん坊「大五郎」。
純真でつぶらな瞳がとても可愛くて印象的だが、
体には両足が無く、両手も肘までしかない。
まるでダルマのようだ。
親から見放され、 仮死状態で山に置き去りに
されていた「大五郎」を元フジテレビ社員で写真家の
大谷英之氏が、家に連れて帰ってきた所から、
家族の波瀾万丈が始まる。
たんなるニホンザルの一生の記録ではない。
大谷夫妻は3人の娘たちと一緒に「大五郎」を育て、
魂の交流を通じて様々な壁やハンディーを共に
乗り越えていく。
幾度とない精神の闘いが映し出され、改めて
生命の尊さを教えられるドキュメンタリー。
初めは2,3日の命と言われたが、家族の
深く暖かい愛情のおかげで2年4ヶ月も
生き続けた「大五郎」。
五体満足ではない為に、始めは動く事すらできなかったが
やがて自分の名前を覚え、転がるようになり、
肘で這うようになり、最後は両足が無いにも関わらず、
立てるようにまでになっていった。
文章と記録として撮られたたくさん写真がシンクロして、
とても想像できない程の衝撃を受ける。
大五郎は決して生きることへの努力を諦めなかった。
どんどん知恵もつけ、人のやることを真似したり、
感情も豊か、喜び、悲しみ、嫉妬、寂しさなど
人と同じリアクションをするまでになる。
自分を猿とは思わず、いじらしくも大谷家の末っ子だ
と思っていた「大五郎」だが非情にもついに永久の
別れの時が来る・・・。
荒んだ世の中を反映するような事件が多い現代において
この本は一筋の光を与えてくれた。
障害をもった大五郎のひたむきさに、筆者のみならず
勇気づけられ励まされるだろう。
とにかくぜひ一読を。
久々に感動して素直に泣ける本。
淡路島で公害による重度の四肢の障害をもって
生まれたニホンザルの赤ん坊「大五郎」。
純真でつぶらな瞳がとても可愛くて印象的だが、
体には両足が無く、両手も肘までしかない。
まるでダルマのようだ。
親から見放され、 仮死状態で山に置き去りに
されていた「大五郎」を元フジテレビ社員で写真家の
大谷英之氏が、家に連れて帰ってきた所から、
家族の波瀾万丈が始まる。
たんなるニホンザルの一生の記録ではない。
大谷夫妻は3人の娘たちと一緒に「大五郎」を育て、
魂の交流を通じて様々な壁やハンディーを共に
乗り越えていく。
幾度とない精神の闘いが映し出され、改めて
生命の尊さを教えられるドキュメンタリー。
初めは2,3日の命と言われたが、家族の
深く暖かい愛情のおかげで2年4ヶ月も
生き続けた「大五郎」。
五体満足ではない為に、始めは動く事すらできなかったが
やがて自分の名前を覚え、転がるようになり、
肘で這うようになり、最後は両足が無いにも関わらず、
立てるようにまでになっていった。
文章と記録として撮られたたくさん写真がシンクロして、
とても想像できない程の衝撃を受ける。
大五郎は決して生きることへの努力を諦めなかった。
どんどん知恵もつけ、人のやることを真似したり、
感情も豊か、喜び、悲しみ、嫉妬、寂しさなど
人と同じリアクションをするまでになる。
自分を猿とは思わず、いじらしくも大谷家の末っ子だ
と思っていた「大五郎」だが非情にもついに永久の
別れの時が来る・・・。
荒んだ世の中を反映するような事件が多い現代において
この本は一筋の光を与えてくれた。
障害をもった大五郎のひたむきさに、筆者のみならず
勇気づけられ励まされるだろう。
とにかくぜひ一読を。
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