7月22日(金)
仕事が終わるとすぐに帰宅。まとめておいた山道具を取って、宮崎港に向かった。
Yさんの車に同乗して19時10分発神戸行きのフェリーに乗船。いよいよ今年の夏山遠征が始まった!
新船たかちほ。ドミトリーはこれまでの2等寝台に比べて狭く使い勝手が悪くなっていた。ワンランク上のシングルを使えってことか?!
それでも今回の部屋は2人だけの貸切で、風呂とは別にシャワールームが設けられているのは良かった点。これならコロナも大丈夫だろう。
25日、神戸三宮に入港。7時48分下船後、一路、立山を目指す。三宮は港を出るとすぐ高速に乗れるのですごく便利がいい。
立山まで直行で5時間、休憩を挟んで6時間というところか。
立山駅で何時発のケーブルカーに乗れるかで、今夜、雷鳥沢に泊まるか剱沢に泊まるかが決まるからゆっくりしてる暇はない。
昼食は富山ブラックラーメン。
午後2時すぎ立山駅に到着した。ここで先着していたKさんと合流し今回のメンバー3人が揃った。気掛かりなのはポツポツと落ちてくる雨粒。
初日から雨の中のテント泊は嫌だな。
ともかく午後2時40分発のケーブルカーに乗ることができた。しかし、このまま雨なら今日は雷鳥沢までか・・・
バスに乗り換え、うつらうつらしていると室堂ターミナルが見えてきた。その時、上空の雲が勢いよく流れ瞬く間に青空が広がってきた。
なんてこった! 山に来た途端天気が悪くなるのはよくある話だが、その逆は珍しい。みんなテンション上がってきた。
よしっ、今日は剱沢までGoだ!
クライミングギアを詰め込んだザックの重さは水抜きで18キロ弱、玉殿湧水を500ccだけ汲んだ。
雷鳥沢の登りにかかると途端に足が重くなる。それでもゆっくりながら着実に雷鳥沢キャンプ場は小さくなっていった。
ヒイヒイ喘ぎながら登っていると次第に下界に雲海が流れ込んできた。雲海は自分達を飲み込みそうな勢いで押し寄せてくる。
一ノ越まで間もなくという頃、山荘前で多くの宿泊客がカメラをこちらに向けて構えていた。素晴らしい雲海ショーだ。
いやあ、もうこれ見れただけで今日来た甲斐があったな。
剱の方に目をやると、八ツ峰辺りでヘリがホバリングしている。遭難者の救助らしい。(下山後に八ツ峰縦走中の女性が滑落して亡くなられたと知った。ご冥福をお祈りいたします。)
さて、ここまで来ればあとは剱沢を目指して下って行くだけだ。
午後7時すぎに剣沢野営場に到着。テントを張り終えると陽は暮れていた。
パスタを食べてすぐに眠りについた。
意外と立山近いですね。
八つ峰のニュースはドキッとしました(;^_^A
事故の詳細を知ったのが下山した後でよかったです。でなきゃリアルにしを意識して登ることになってたかもしれません。