理系オセラーの気まぐれ日記

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけていきます。

Windows11の導入完了!(3)

2021-11-15 21:37:52 | パソコン

さて、ロースペックながら、めでたくWindows11が立ち上がったのでした。

ですが、新しいマザーボードの拡張スロットはPCI-Expressのみとなっていて、
今までPCIスロットに挿して使っていたサウンドカード(ONKYO SE-200PCI LTD、写真1)は、
そのままでは使用できません。

【写真1】ONKYO SE-200PCI LTD

そこで、PCIライザーというPCI-ExpressとPCIとの変換アダプター(写真2)を使い、
どうにかONKYOのサウンドカードが、これまで通り使用可能になりました。(写真3)
めでたしめでたし(笑)

【写真2】PCIライザー(Amazonで購入)

【写真3】PCIライザーによる設置後の様子

このPCIライザーはAmazonのマーケットプレイスで2,594円と格安でした。
ちなみにこれは中華製で、中国本土から船便で送られてきたようです。


Windows11の導入完了!(2)

2021-11-01 13:43:12 | パソコン

さて、パート1からの続きです。

Windows11のシステム要件を満たすために、C:ドライブのパーテーションのタイプを
MBRからGPTに変更しました。
方針はWindows回復環境で「MBR2GPT」を実行するということです。
手順は以下の通りです。

「設定」から「更新とセキュリティ」→「回復」と進み、
「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」のボタンをクリック。
オプション画面で「トラブルシューティング」を選択し、
「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
コマンドプロンプトが起動したら、

mbr2gpt /validate

と入力して[Enter]。
これにより、ディスクがGPTに変換できる要件を満たしているかを確認できます。
OKなら、

mbr2gpt /convert

として変換を実行します。
なお、GPTへの変換作業に先だって、念のためC:ドライブのクローンを作っておきました。

さらに、BIOS/UEFIの設定で起動方式をUEFIにしたり、セキュアブートを有効にする
などした結果が写真9です。
これで、Windows11のシステム要件はすべて満たしました。

【写真9】

Windows11へのアップグレードは「インストールアシスタント」をMicrosoftのサイト
からダウンロードして手動で行いました。(写真10~13)

【写真10】

【写真11】

【写真12】

【写真13】

アップグレードがすべて完了した後のマシンのスペックが写真14です。
なお、今まで使用していたONKYOのサウンドカード(SE-200PCI LTD)を
使いたかったので、PCI-ExpressからPCIへの変換アダプターを使用しています。

【写真14】

最後に、うっかり忘れがちなライセンス認証についてです。
ハードウェアの変更もなくアップグレードした場合は、すんなり行くようですが、
今回のようにハードウェアの大幅な変更を伴う場合は認証エラーになってしまいます。

よく見ると、ライセンス認証のウインドウに
「大幅なハードウェアの変更を伴う場合」というリンクがあり、そこから入って
プロダクトキーの再アクティベーションを行なうことによって、
今回は認証が完了しました。(写真15)

【写真15】

写真16は今回のアップグレードによって不要になったパーツの残骸です。
まだ完全に動作しますし、もったいないのでヤフオクにでも出そうかと思案中です(笑)

【写真16】


Windows11の導入完了!(1)

2021-10-29 13:56:53 | パソコン

自宅のメインマシン(もちろん、パソコンのことです)のOSを
Windows11にアップグレードしたので経過を報告します。

今までWindows10 Proを使ってきましたが、マイクロソフト曰く、
サポート期限が2025年だそうで、いずれ新しいOSを入れなければなりません。
ならば、無償アップグレードができるうちにということで、
先日、Windows11 Proをインストールする運びとなりました。

【写真1】

OSアップグレード前のスペックが写真1です。
Windows11のシステム要件からすると、すでにこのCPU(Core2 Quad Q9550)
からしてアウトです。なので、少なくともハードウェアを改造しなければなりません。
結論から言うと、CPU、マザーボード、メモリの3つを
システム要件を満たすものに入れ替えることにしました。
以下が交換するパーツ(交換後)のスペックです。

・CPU:Intel Celeron G5905
・メモリ:4GB(DDR4)×2
・M/B:ASUS PRIME H470M-PLUS(LGA1200)

とにかく、あまりお金を掛けたくなかったので、
システム要件ギリギリのスペックといった感じですね(笑)
パーツは、すべて中古品で揃えました。予算は約18,000円といったところです。

改造前の筐体内部の様子が写真2です。
増設カードスロットにもオーディオ、ビデオ関係のボードが挿さっていますね。

【写真2】

マザーボードとカード類を取り去った様子が写真3、新しいマザーボードを
取り付けた様子が写真4です。

【写真3】

【写真4】

CPUの上面に熱伝導グリスを塗って(写真5)、冷却ファンを取り付け、
配線を施して完了です。(写真6)

【写真5】

【写真6】

ボタン電池交換後のCMOSクリアも忘れずに行います。(写真7)
写真に示した赤い矢印のところのピン間を、ピンセットなどでショートさせます。

【写真7】

このまま起動すると、当然Windows10が立ち上がりますが、
写真8に示すようにWindows11に未対応の項目がいくつかあります。

【写真8】

重要なのはシステムが入ったC:ドライブ(SSD)のパーテーションのタイプが
MBRだということです。
このままではWindows11のシステム要件を満たしていないため、
GPTに変更する必要があります。

※パート2に続く。


ヘッドフォン(AKG K92)の修理

2021-07-30 00:06:44 | 修理・製作
知り合いの方から、ヘッドフォンの修理を依頼されたので、
経過を報告したいと思います。

ヘッドフォンは、AKG(アーカーゲー)のK92というミドルエンドの機種です。(写真1、写真2)
コードを足に引っ掛けたとかで、それ以来、右チャンネルが聴こえなくなったとの事。
現物は、かなり使い込んだとみえてイヤーパッドがボロボロだったので、
すぐさま取り去りました(笑)

【写真1】


【写真2】


さっそくイヤースピーカーのエンクロージャを開けると、
R-chのプラス側に断線箇所を確認できました。(写真3)

【写真3】


じつはもう一箇所、R-chに至る配線のマイナス側に断線を確認したのですが、
写真を撮り損ねたので、その写真はありません。

細かい作業なので、慎重にやらないとだめです。
しばらくハンダゴテと格闘して、断線箇所をハンダ付けし直すことに成功しました。
そして、熱収縮チューブ(矢印で示した箇所)で絶縁を施して完了です。(写真4)

【写真4】


修理のポイントとしては、無暗にテスターで導通を測るのは避けるということです。
スピーカーユニットに大電流を流した結果、
ボイスコイルにダメージを与えたりしたらお終いですからね。

このK92は、私の手許にあるSuperlux HD681Bとスピーカーユニットの径が同じなので
イヤーパッドに互換性があります。
最後にエンクロージャを閉めて、イヤーパッドを取り付けた様子が写真5です。

【写真5】


試聴してみると、手許のHD681Bと似通った音質で、
メリハリのある中高音と伸びやかな高音域が特徴でした。
(個人の感想です(笑))

真空管6J1(6J2?)で試聴してみました

2021-07-23 07:16:38 | 日記
久しぶりのブログ更新です。
今回は真空管式プリアンプ用の真空管を新たに入手したので報告します。
それは、先の6J3と互換性のある中国製の6J1です。(写真1)

【写真1】中華製6J1


eBayに発注して2週間ほどで届きました。
価格は送料込み、日本円で2本520円。(安い!)
発送元は中国です。

6J1と6J3の外観を比較してみたのが写真2です。
6J1の長さ(高さ)は6J3の3分の2ほどと、かなり小さいです。

【写真2】6J3(左)と6J1(右)


そして、6J1であるはずの真空管の側面をよーく見ると、
なんと「6J2」と刻印があるではないですか。
この辺が中華製のよくわからないところですね(笑)
まあ、特性がどうあれ、ちゃんと動作するみたいなので、良しとしましょう。

早速、いつものシステムで、この6J2?を試聴してみました。(写真3)
音質は先の中華製6J3に似ていて、メリハリのある高音域が特徴です。

【写真3】試聴システム


みなさんも騙されたと思って、

[デジタル音源(128kbps~)]⇒[DAC]⇒[6J3(6J2?)プリアンプ]
⇒[アナログ・ヘッドフォンアンプ]⇒[Superlux HD681Bヘッドフォン]

という構成で試聴してみてください。
さほどお金が掛かっていないこのシステムは、コストパフォーマンス最強と言ってよいでしょう。
高級オーディオに負けず劣らずの素晴らしい音が出ること請け合いです。
この音は、ヘッドフォンで聴く音の、自分史上最高の音ですよ、ホント(笑)