理系オセラーの気まぐれ日記

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけていきます。

意味という病

2021-06-04 07:20:50 | 日記
何にでも「意味」があると思い込んでいる人がいるようです。
それを「意味という病」という一節で書いている文章に出くわして、なるほどと思った。

人間は何かの役に立つために生きているわけでもなければ、
意味を求めて行動しているわけでもない。
何にでも意味を求める人は「意味のないもの」の存在を許すことができず、
国家権力がこれに取り憑かれるとナチスになり、
個人が取り憑かれると、2016年に起こった相模原障害者施設殺傷事件みたいになるわけです。

人間が生きるのに、そもそも意味なんて無いんですよ。



『本当のことを言ってはいけない』池田清彦 著(角川新書)
https://www.amazon.co.jp/dp/4040823117/

旧ソ連製の真空管で音楽を

2021-05-03 20:06:39 | 日記
旧ソ連製の6K4Pという真空管をeBay(アメリカのショッピングサイト)にて
入手しました。(写真1)
これは、先の格安ヘッドホンアンプ(プリアンプ)に付属していた6J3と
互換性のある真空管です。
製造年月は1972年2月ということです。かなり古いですね。
価格は日本円で、送料込み4本1,814円でした。

【写真1】


写真2は、今回の注文で届いた国際書留の包みです。
発注から2週間余りでウクライナから到着しました。

【写真2】


珍しいウクライナの切手がカラフルです。(写真3)

【写真3】


包みを開けると、写真4のように真空管同士がぶつからないように
クッションが挟んでありました。

【写真4】


写真5が今回入手した6K4Pです。
真空管の側面に「CCCP」の刻印がありますね。

【写真5】


さっそく、先のプリアンプに挿して試聴してみました。(写真6)

【写真6】


じつは、しばらく6J3のアンプをヘッドホンアンプとして聴いていたのですが、
どうも音量不足が否めませんでした。
そこで、この6J3のアンプをプリアンプとして、
この出力を半導体のヘッドホンアンプ(TOPPING D2)のAUX入力に入れ、
充分な音量を確保しました。

【システム構成】
[PC音源(wma,128Kbps)]⇒[ONKYO SE-200PCI LTD]⇒[6J3プリアンプ]⇒
 ⇒[TOPPING D2]⇒[ヘッドホン(Superlux HD681B)]

試聴した感想ですが、
ソ連製6K4Pは、中華製6J3に比べておとなしい音でした。
言い換えると、バランスの良い音ということです。
むしろ、中華製6J3の方がメリハリがあって華やかな感じの音がします。

そのうち、また別の真空管を入手したら、
交換して試聴してみたいと思います。

乞うご期待(笑)

格安の真空管式ヘッドホンアンプ

2021-04-14 16:21:36 | 日記
激安の中華製ヘッドホンアンプ(真空管式)を購入してみました。(写真1)
価格はクーポンを使って日本円で送料込み1,216円でした。

【写真1】


中華ショッピングサイト(Aliexpress)に注文して、待つこと約2週間で商品が到着。
写真2は届いた小包です。梱包を開けると、
アンプ本体と真空管(MT管)2本が出てきました。(写真3)

【写真2】


【写真3】


写真4はリアパネルの様子です。中国語でレタリングされています。

【写真4】


商品説明には、増幅管として6J1が付属しているとありましたが、
実際に付いていたのは6J3でした。(写真5)

【写真5】


まあ、6J1の上位互換機種が6J3なので問題はないのですが、
サイトに掲載している商品と違う商品が届くというのは、どうなんでしょう。
いやはや、さすが中華クオリティーですね(笑)
写真6は本体内部の様子です。

【写真6】


【アンプの仕様】 ※Aliexpressのサイトより抜粋
------------------------------------------------------------------------------------------------
The basic parameters of the board
PCB thickness; 1.6mm
Plate; glass fiber FR4 (double-sided)
Board color; black
PCB size; 66.5 * 86.6mm (excluding potentiometer and lotus seat size)
6J1 tube buffer 3-4 times magnification, then connected between the source
and the former or later, can effectively filter the digital taste.

1. DC 12V / 1A input, Using DC 5.5 * 2.1 socket, DC 12V power adapter.
If you want to use without plug DC 12V adapter, the need to power line
soldered on the circuit board, remember not to use the AC power input.
Otherwise can not work. It is possible to smoke or explode.

2. Left channel input / right channel input: for the audio signal input,
you can connect to mobile phones, computers, MP3, MP4 and other music player.

3. Left channel output / right channel output: for the audio signal output,
you can connect to the amplifier.Power amplifier board audio signal input,
to provide after-level power amplifier full of bile music enjoyment!

4. Power switch / volume knob: turn the knob counterclockwise just began
to reduce the volume. When the volume is turned off to the minimum,
if you continue to rotate until "tick", then the power is off.
The light is off. In the closed state, turn the knob clockwise,
hear "tick" sound, light is on. Said the power has been turned on,
then the volume is the smallest, continue to rotate clockwise is to increase the volume,

5. The line used in the step-up line.

6. Support a variety of tube upgrades: 6J1, 6J2, 6J4.6J5, 6A2, 6K4, 6K5, 6AU6,
6BA6, 6B6, 6K7, GE5654, etc. can be upgraded at will.

Pls use DC power supply
If you choose the with EU power supply, will include one EU plug DC 12V 1A power supply
This Board is assembled with the Case ,when you received the case ,
pls remove the protective film
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スペックに謳ってあるように、必要な外部電源は12V、1A(DC)なので、
12V、1.5AのACアダプターを用意しました。(写真7、写真8)

【写真7】


【写真8】


コネクタも丁度よい具合にピッタリ合いました。
ただ、プラスとマイナスの端子が各々内側のピンなのか外側のピンなのかが問題です。
たまに、外側のピン(電極)がプラスの場合があるので注意が必要です。
筐体を開けて電源コネクタの接続の状態を確認すると、
どうやら外側がグランド(マイナス)のようです。
さっそく、ACアダプターとライン入力、それにヘッドホンを繋いで試聴してみました。(写真9)

【システム構成】
[PC音源(wma、128Kbps)]⇒[ONKYO SE-200PCI LTD]⇒[ヘッドホンアンプ]⇒[Marantz MPH-2]

【写真9】


試聴した感想ですが、格安のアンプだからといって侮るなかれ。
この真空管式ヘッドホンアンプは半導体のアンプ(例えば、TOPPING D2)に比べると、
音に迫力があると言うか厚みがあります。また、低音域から高音域まで良く出ています。
この音を聴いてしまうと半導体のアンプには、もう戻れないですね。
オーディオマニアの方々が真空管アンプに拘るのも頷けます。

今後、メーカーの異なる真空管に差し替えて試聴してみたいと思います。
真空管を差し替えるだけで色々な音色が味わえるのも楽しみのひとつですね。

ポケットラジオ(SONY ICF-55R)の修理

2021-04-08 20:04:25 | 修理・製作
久しぶりのブログ更新です。

今回はヤフオクで入手したSONYの携帯ラジオの修理です。(写真1)
型番は、ICF-55R。落札価格は600円でした。

【写真1】


不具合は3点ほどありました。

(1) イヤホンの破損(写真2、写真3)
(2) 音量調整時のガリ音(いわゆるガリオーム)
(3) スピーカー音声の途切れ

【写真2】


【写真3】


まず、(1)のイヤホンの破損ですが、写真を見てわかる通り、これはヒドい。
まあ、それを承知で落札したのですが(笑)
一応、音は聞こえているので外観の問題だけです。
これは、熱収縮チューブ(写真4)を使って補強しました。

【写真4】


最初に瞬間接着剤でケーブルをイヤホン本体に接着。(写真5)

【写真5】


その上に黒色の粘着テープを付けて(写真6)、写真7のように熱収縮チューブの断片を配置。

【写真6】


【写真7】


最後にハンダゴテで熱を加えていくと出来上がりです。(写真8、写真9)

【写真8】


【写真9】


次に、(2)のガリオームですが、まずはとにかく分解します。(写真10)

【写真10】


そして、音量調整ボリュームの隙間に接点復活剤を滑り込ませます。
使用した接点復活剤は「接点復活王」というやつです。
これは、もともとスライドスイッチなどの接点用ですが、ガリオームにもよく効きます。
写真11は接点復活王の雄姿です(笑)

【写真11】


最後に、(3)のスピーカー音声の音切れですが、
これはラジオ本体の側面についているスライドスイッチ
(スピーカー⇔イヤホン切り替え)の接点不良であることが判明。
この極小スライドスイッチを交換するのは困難です。
まあ、切り替えのコツを掴めば実用上は差支えないということで、
今回はこの部分の修理は見送ることにしました。

そんなわけで、修理が完了した様子が写真12です。
このラジオはシャツの胸ポケットにすっぽり収まるサイズで、携帯に非常に便利です。

【写真12】


ハンディークリーナー(掃除機)の修理

2021-03-11 22:42:09 | 修理・製作
充電式の掃除機のバッテリーがヘタってしまい、
充電ができなくなってしまったので、バッテリー(Ni-Cd電池)の交換をしてみました。
掃除機の型番は、TWINBIRD HC-4326です。(写真1)

【写真1】


バッテリーの仕様は、1.2V 1500mAh。
これが直列に4本、つまり4.8V 1500mAhです。
写真2と写真3は、バッテリーを格納している箇所を開いたところです。

【写真2】


【写真3】


写真4は、バッテリーを外したところ。

【写真4】


↓シールを剥ぐと、こんな感じ。

【写真5】


写真6が、今回購入したバッテリーです。
ラジコンなどをやられる方は、よくご存知のSub-Cというタイプです。
Amazonのマーケットプレイスで、1個340円(税込み)でした。
仕様は、1.2V 2000mAh。これが4本。
これを全部直列にして、4.8V 2000mAhとなります。

【写真6】


写真7~写真9が、バッテリーユニットの組み立ての様子です。
ハンダ付けに少し苦労しました。
組み立て後に両端の電圧を測定したところ、5.3Vありました。

【写真7】


【写真8】


【写真9】


↓取付完了。

【写真10】


写真11が完成の図です。
若干、バッテリー部分のフタがきつかったですが、ご愛敬です(笑)
充電の赤ランプが点灯して、ちゃんと充電動作ができていることがわかります。
実際に使用してみると、勢いよくモーターが回転して問題なしでした。

【写真11】