理系オセラーの気まぐれ日記

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけていきます。

ポケットラジオ(SONY ICF-55R)の修理

2021-04-08 20:04:25 | 修理・製作
久しぶりのブログ更新です。

今回はヤフオクで入手したSONYの携帯ラジオの修理です。(写真1)
型番は、ICF-55R。落札価格は600円でした。

【写真1】


不具合は3点ほどありました。

(1) イヤホンの破損(写真2、写真3)
(2) 音量調整時のガリ音(いわゆるガリオーム)
(3) スピーカー音声の途切れ

【写真2】


【写真3】


まず、(1)のイヤホンの破損ですが、写真を見てわかる通り、これはヒドい。
まあ、それを承知で落札したのですが(笑)
一応、音は聞こえているので外観の問題だけです。
これは、熱収縮チューブ(写真4)を使って補強しました。

【写真4】


最初に瞬間接着剤でケーブルをイヤホン本体に接着。(写真5)

【写真5】


その上に黒色の粘着テープを付けて(写真6)、写真7のように熱収縮チューブの断片を配置。

【写真6】


【写真7】


最後にハンダゴテで熱を加えていくと出来上がりです。(写真8、写真9)

【写真8】


【写真9】


次に、(2)のガリオームですが、まずはとにかく分解します。(写真10)

【写真10】


そして、音量調整ボリュームの隙間に接点復活剤を滑り込ませます。
使用した接点復活剤は「接点復活王」というやつです。
これは、もともとスライドスイッチなどの接点用ですが、ガリオームにもよく効きます。
写真11は接点復活王の雄姿です(笑)

【写真11】


最後に、(3)のスピーカー音声の音切れですが、
これはラジオ本体の側面についているスライドスイッチ
(スピーカー⇔イヤホン切り替え)の接点不良であることが判明。
この極小スライドスイッチを交換するのは困難です。
まあ、切り替えのコツを掴めば実用上は差支えないということで、
今回はこの部分の修理は見送ることにしました。

そんなわけで、修理が完了した様子が写真12です。
このラジオはシャツの胸ポケットにすっぽり収まるサイズで、携帯に非常に便利です。

【写真12】



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