TABOの囲炉裏部屋

さあ~ゆっくり、上がってたんせ。ぼ~とした何もない日もいいでしょう。

紫根染め ~アルコール抽出~

2012-12-14 10:34:25 | 草木染め

実験君その1

紫根のアルコール抽出液で染めてみました。

準備するもの

乾燥紫根 … 100g

メチルアルコール … 750cc

絹のストール … 30g

椿灰液 … 200cc

1、乾燥紫根(鹿角産)をメチルアルコール750ccに漬ける。⇒3~4日かけて抽出する。

2、布は前日一度下染めする 

・布を2リットルのぬるま湯(40℃くらい)に20分つけ繰る。

・椿灰汁100ccを2リットルのぬるま湯(40℃)に入れ、よく混ぜる。

・布を入れよく繰る。⇒20分間

・水洗いして布を陰干しする。

3、染色当日⇒陰干しした布をのぬるま湯(40℃くらい)に20分つけ繰る。

・2ℓののぬるま湯(40℃くらい)に入れ、40分位繰る。

・水洗いして椿灰汁100ccを2リットルのぬるま湯(40℃)に入れ、よく混ぜた媒染液に20分つけ、繰る。

・また染液を温め、水洗いした布を入れ、40分間繰る。

・水洗いして40℃くらいに温めた媒染欲に20分間入れ、繰る。

・最後によく水で洗い影干しする。

 今回は2回しか繰り返し染色をしませんでした。染液が透明になってきてもう色が入ってないようでしたので…。

・とてもいい青紫に染まりました。… 

 でも、紫根染めは紫色ですよね。今回1度先媒染したのですが、1回で止めると紫色を出すことが出来ることを発見しました。⇒その時、媒染液で最後に止めるのではなくて、染液で終わりにする⇒日を改めて新しい染液で染め足すのが、ベターかな…


紫根染め~鹿角の紫根

2012-12-04 09:37:28 | 草木染め

先日、花輪町の草木染め研修会の皆さんが育てた紫根を収穫に行き、紫根を分けてもらいまいした。早速、染め開始です。

・絹のショートストール   40g

・紫根(乾燥していないもの) 120g

・椿灰上澄み液(媒染液)   300cc

※ 布はお湯で繰りそのまま漬けておきます。

☆1 紫根は収穫して2日目です。柔らかいので2~3分水につけて厚手のビニール袋に入れて、上で木槌で潰しました。結構、簡単に潰れ、臼がなくても大丈夫でした。

☆2 サラシの袋に入れ、40℃のお湯1.5リットルで揉み出します。

☆3 またビニール袋にいれ木槌で潰します。

☆4 新しい40℃のお湯1.5リットルで揉み出します。

☆3、4をもう一度繰り返して4.5リットルの染め液を作ります。

いよいよ染に入ります。

◎1 3リットルの染液を40℃に温め、40分間休まず繰ります。(頑張りました。)

◎2 媒染浴は4.5リットルのお湯(40℃)に100ccの灰汁を入れよくかき混ぜ作ります。

◎3 布を絞らずに軽くお湯で洗い、媒染浴に漬けます。20分間繰ります。

上の写真は1回目の媒染です。

★1  2回目の染液に入れる時、残りの染液の半分を加え、40℃に温め、布を軽くお湯で洗い、入れて40分間繰ります

★2  次に媒染液を100cc加えた媒染浴に漬けます。

2回目の媒染です。

★1を繰り返し媒染をしないで良く水洗いします。

最後に媒染液に入れないのはもう1度新しい紫根でこの行程を繰り返すためです。

とても素敵な色に仕上がりました。 もう1度繰り返して古代紫に近づけたいです。

以上 作山先生のご指導で研修をしたおかげです。作山さんありがとうございます