しばらくぶりで更新します。何かと気忙しく過ごした1月でした。ちょっと自己嫌悪に陥って…。年と共に成長しない自分にジレンマです。
誰か慰めてください。 なんて還暦を目の前にした大人が言うことではないですね。
気持ちを入れなおして、先日いただいた鹿角地方で栽培した紫根を使って3回染めと6回染めの違いを実験君をしてみました。
・紫根(半渇きの根を冷凍したもの) … 120g
・椿灰(二番液) … 450cc
・何日か前に紫根で3回染めていたミニストールと新しい布(どちらも絹) … 60g
【染液の抽出】
・根を10分位お湯につける。
・紫根を厚手のナイロンの袋に入れ石の上で木槌でつぶす。⇒ さらしの袋に入れる。
・40~50℃のお湯1.5リットルのなかで揉んで色素を絞り出す。
・この工程を3度繰り返し、4.5リットルの洗液を作る。
【地入れ】 3リットルのお湯(40℃くらい)でよく繰る。⇒20分位
【染 色】 地入れした布を絞らず45℃くらいに温めた染浴の中に入れる⇒40分間よく繰る。ここが一番の勝負どころ
【媒 染】 4.5リットルのお湯に椿灰汁を150cc加える⇒ よくかき混ぜ、洗液の布をお湯で軽く洗い媒染浴に入れる。
⇒ 20分よく繰る。
・上記の工程を3回繰り返す。(その都度洗液は750cc、媒染液は150ccを加える)
2度目の染色の布は媒染で終了。一度目の染色の布は洗色で終了する。(もう一度染めるため)
良く水で流し洗いする。
・2枚とも絞らず乾かす。今日の染めはこれで終了です。まあまあの色です。