クリックよろしく↑お願い申し上げます
子供の頃
母と姉と妹の三人で
毎年墓参りに行った
手桶に水をいっぱい入れると
わたくしは重くて持てないのに
二歳上の姉は平気で持った
蝉の声が耳をつんざく
墓石が傾いたり欠けたりして
行儀悪く並んでいた
ところどころには
丸い大きな石だけの墓もあった
あれから数十年
時間は容赦なく進み
そこはマンションのように
美しい風景となった
傾いた墓石などひとつもなくなっていた
今年から
そこが母の居場所になった
花材・・斑入りの葉
ポンポン菊（黄）
スプレーカーネーション（赤縁取り）
スプレー菊（白）
（この詩は作品者にはまったく関係なく美由紀甫の創作です）
赤い靴
←クリック、よろしくお願い申し上げます。ランキング参加中！生徒一同、励みにしております
