有志による吹田市議会報告会

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財政総務常任委員会の行政視察~長岡市と荒川区へ

2016年08月20日 | メンバー記事
みなさん、こんにちは。
有志による吹田市議会報告会のメンバー(議員)の馬場慶次郎です。

同僚議員が委員会視察の報告を掲載していますが、私が所属する財政総務常任委員会でも7月26日、27日の二日間、行政視察に行ってまいりました。

初日は新潟県の長岡市。「アオーレ長岡」という市役所庁舎と市民交流スペースが一体となった複合施設です。設計者は新国立競技場でもお馴染みの隈研吾氏。アリーナ(体育館)やナカドマ(屋根付広場)、使用料無料の大小の市民交流ホールなどが一体的に整備されていて、所々に市民が使用できるテラスもあり、学生をはじめ多くの市民が利用されていました。

吹田市でも老朽化する公共施設について、「公共施設最適化計画」を策定し、全域的な配置計画を検討中です。「市民協働」や「まちのにぎわい」を理念とする「アオーレ長岡」は本市における公共施設の集約化や複合化においても参考にすべきだと感じました。







二日目は、東京都荒川区。職員研修に非常に力を入れており、年間予算1千万円をかけ荒川区職員ビジネスカレッジ(ABC)を設立。志のある職員は幅広い教養や専門的な知識を身に着けることができます。

また一般社団法人の荒川区自治総合研究所を設立。その中でブータンのGNHに倣い、いかにすれば市民の幸福実感を高めることができるか「荒川区民総幸福度」(GAH)の研究を行っています。この国内での先進的な取り組みの輪が広がり、住民の幸福実感向上を目指す全国90の基礎自治体によって「幸せリーグ」が構成させるに至っています。

私は従来から吹田市でも総合計画の策定などにおいて、住民幸福度について触れるべきだと主張してきました。荒川区ではGAHに関する区民アンケートを平成25年、26年と2度実施した実績がありますので、ぜひ参考にしたいと再認識いたしました。



以上で報告を終わります。

※次週の担当は竹村議員です。