七十二候の
「雀始巣(すずめはじめてすくう)」以来
うちのまわりでも
小鳥たちが
挙って恋の季節
小さな体で
驚くほどの声量で
あふれんばかりの愛を
歌っている
柿の新芽は
きらきらしてとてもきれい
陽を浴びて
ぴかぴか
雨を受けて
つやつや
華奢なネクタイの
お嬢さん
念入りに
巣箱をチェックしているのが
オスっぽい
…お尻が丸見え
向こうの彩りは
咲き残っている菜の花と
パンジーやビオラたち
葉の花のしたで
タンポポがもう
綿毛を飛ばしていた
空ゆく綿毛の行方を追って
かの国を思う
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PEACE TO UKRAINE
STAND WITH UKRAINE
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