柚子の木が生理落果の真っ最中。
たくさんなりすぎて
陽ざしや栄養がぜんぶには行き渡らないからと、
自分の体力に合った数だけ残して
あとの果実は自ら間引いて落とすだなんて、柚子はかしこい。
庭の姫柚子。
風が爽やぐ。
直径3センチくらいの大きさで、青柚子というにはまだ早い初夏の青。
その清々しさに、ねっとりと濃厚な暑さが和らぐ感じがする。
落ちている実は1.5センチくらいで、
青々したものもあれば、黄色くなっているものも、
緑から黄に、色づきはじめた実もある。
あんまり可愛らしいので思わず拾い集めてしまった。
ボールに入れてごろごろ洗っていると、とてもいい香りがした。
まだこんなにちっこくても、お母さん(木)に落とされても、
もうちゃんと柚子なんだ。
飾るつもりで拾ってきたけど、
いい香りに誘われて、飲み物に入れてみる気になって
シュワシュワっと注いだ炭酸水に、ころころころころ入れてみた。
丸いままのと、香りづけ用に半分に割ったのと。
ほんのり柚子の香り。
甘くないので、香りを楽しむ大人のソーダ。
爽やか。
お酒に入れてもいいかもしれない。
あとで試してみよう。
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