以前、仕事中にスマホを弄ってサボる30代の従業員Tについて書いた。
此の男、一度注意したが、又やっていた。
流石に此れでもかと云う程に云ってやった。
此の件について試しにネットで検索してみた。
色んな声が在った。
他所でも、同じ様な悩みでいる方が多く、吾と同じ様な事を質問サイトに在った。
其の答えが、
「放っておけ」
「仕事に実害が出ていないのであれば別に構わないのでは」
「息抜きも必要だ」
「あなたに、人事権が在れば別だが、唯の職場の同僚か先輩だけの立場なら咎める権利は無い」
「上司か、其の上の立場の人に相談すればいい。もし、上が問題無しと判断すれば諦めるしかない」
「就業規則に仕事中のスマホ弄りが駄目だとの記載が無ければ何も云えない」
「勤務態度とか、常識的に考えてとかの曖昧な理由で咎めても、何の説得力も無いし効力は無い。社会通念は通用しない」
中には、
「即刻クビにすべきでは」
と、殆どが奴を擁護とまでは云わないが、昭和の精神論は今の次節に合わないと云う意見が多かった。
此れが現実なのかと思う反面、承服出来ぬ自分も居る。
仕事中に幾らサボろうが、実績、結果を出していれば問題無しと云う事である。
企業が置いておきたい人物と云うのは、矢張りちゃんと結果を出して利益を生み出す、生産性の在る者である。
仕事は至って真面目だが、目に見える実績も上げないで、正論を振り翳す者は企業にとって邪魔でしかない。
こう云う者を給料泥棒だと云った人がいた。
実は、此のT。
中途採用なのだが、他部署の上司Aから何故か受けが良く「〇〇ちゃん」と親しみを込めて呼ばれている。
此の上司Aの部下KからもTは何故か好かれている。
先日も、Aの部署の荷下ろしの応援に吾含め3名が行った時もAが、
「おう!Tちゃん、ご苦労さんありがとうな!」
そしてKも、
「おはようTちゃん。頼むな」
吾と、もう一人が挨拶したら、2人から睨みで挨拶された。
心当たりは全く無いが、吾は嫌われているのは間違いない。
会社という所は、
「結果を出す者」
「可愛がられる者」
が長くやって行ける場所である事を改めて思った。
Tは生産性は皆無だが、可愛がられていると云う点で分が在る。
そう在ってはならぬと、社会に出た当時から思って否定はして来たが、此れが世の常だった事を改めて思った。
今後は、自分がする作業にだけ集中する事にしよう。
吾の考えは和を見出す迷惑行為だったのである。
此の世の善悪に基準は無い。
其の行為が他人を傷付ける行為であっても、良しとされれば良く、他人の為を思う情けがけも迷惑と取られれば悪なのである。
當に、此の世は何時の時代も生き辛い。
吾の職場に於いては、サボり野郎のTの勝ちである。
吾自身の無能さに腹が立つどころか呆れるばかりである。