看護師さんからの連絡では、出来る限りリハビリに頑張っていると聞いた。
ならば、其の祖母の努力を吾が後押ししたい。
祖母の場合、回復期と云えるのかどうか解らないが、少しでも機能が戻れば、今後施設へ入所した場合、其の後の生活が祖母にとって、又介護して頂く職員さんにとっても負担が減るのではないかと思った。
其の意味合いも込めて、回復期リハビリテーション病棟へ転院したいと伝えてみたい。
幸い今入院している病院は、他院の回復期リハビリテーション病棟と提携、連携している事も知った。
ならば、是非利用したい。
最大180日のリハビリが受けられる。
其の間に、入所先を探す時間的猶予も生まれる。
祖母が倒れて、吾はあたふたして途方に暮れ、冷静さを失い周りが全く見えなかった。
日が経つに連れて、少し落ち着きを取り戻してからは、そう云う事が見え始め理解出来る様になった。
多分、明日か明後日には担当のケースワーカーさんと面談出来ると思うので、其の辺りの事を相談して頼ってみたい。
冷静さを欠いた状態で、誰にも頼らず動いてしまうと、利用出来る筈の手段を見落として、益々ドツボに嵌る。
此処は一つ、一息入れて行動したい。
何と吾の小心な事よ...。
人間の度量が人一倍少ない事に呆れてしまう。
泰然自若とは縁遠い男である。