何故皆は、邦人保護を云わぬのか
何処のSNSを見ても、邦人保護が聞かれない
カネを出すとか、ウクライナ人を無作為に受け入れろとか、無知・無教養・無学が過ぎる。
此の件についてブログで触れても良いのか悪いのかと思い悩んでいた。
軽率に同情論や批判論も云えない。
ロシアは一方的に危機を煽って、先制した。
ロシアは、ウクライナ国内に二つの州を独立させ、其れを「保護する為」と理由をこじつけて侵略に及んだ。
他にも理由は在るが。
侵略の足掛かりとしての、ウクライナ国内の二つの州の独立。
終息はいつになるか解らぬ。
ロシアはウクライナに、「完全非武装化」「NATOへの非加入」「ゼレンスキーの退陣」を条件にしている。
プーチンは、「ウクライナを新略する積もりは無い」と云っていたが、上記の条件は現ウクライナの無力化なので、ロシアの支配下に置かれる。
侵略やん。
そんな戦禍のウクライナに対し、其の他各国は続々と支援を行うと表明している。
そんなウクライナの戦禍を、遠目で見ている我が国も支援策を講じる用意が在る様だ。
立憲の末松義規が、
「ゼレンスキー大統領のケースは、人気者だし魅力もある方ですが、ロシアという獰猛な国家から国を常に防衛せざるを得ない立場を考えると、『若さ』が『馬鹿さ』となったようにも感じます」と持論。「しかし、当然ながら、最大の憤りを感じるのは、ウクライナ侵略をしたロシアのプーチン大統領の方ですが!!」
そして三浦瑠麗も、
「国境を閉鎖したり、入国できる人数を絞ったりしている場合ではありません。コロナ禍の閉鎖的マインドを脱して、外国人を受け入れられるまともな国になりましょう。まずは戦禍を脱出してきたウクライナ人から。感染していようがいまいが関係ありません。人道というのはそういうことです」
と呟いて、騒がしくなっている。
日本の移民受け入れ解除を前提に、ウクライナの戦禍を利用して呟いたものだが、不謹慎ではないか。
ウクライナの彼方此方で砲弾が飛び交っている最中、航空機も飛ばせない中、三浦瑠麗が云う様に、
「受け入れてやるから、日本へ来い」
と云っても、どうやって日本へ来るのか。
此方から救助としてウクライナへ航空機でも飛ばせと云うのか。
自衛隊にでも頼んでやれとでも?
三浦瑠麗は簡単に云うが、無理だろう。
非常事態だから、入国管理を一時止めて受け入れろと云うのだろうが、受け入れた人々をどうフォローするのだろうか。
そうなれば、水際と云う言葉は要らなくなる。
「人道」と云う言葉を使えば、何を云っても良いと云う訳ではない。
三浦瑠麗よ、其処迄云うのであれば、貴様が其の段取りをして、受け入れ後もフォローしてみろ。
戦禍のウクライナへ入って、ウクライナ人を日本へ移送する手段と、其の後の生活環境のフォロー全般の具体的な流れも当然出来上がってるんだろう?
其れよりも今出来るのは、現在我が国に住んでいるウクライナ人の滞在延長をしてあげた方が良い。
諸々行う前に、先ず第一に邦人保護が最優先ではないのか。
三浦瑠麗に賛同する連中...輩は邦人保護を云わない。
常日頃から、人としての道を踏み外しているから発想出来ないのである。
此の様な事態に陥っても、国連は全く機能していない。
事務総長であるアントニオ・グテーレスも、此れといった策も表明していない。
ロシアを完全に孤立化させる様に、各国が制裁を検討、表明している。
国連の事務総長なんぞは、企業で云えば雇われ社長みたいなもので、常任理事国の連中を纏める事等出来はしない、お飾りである。
戦争や紛争が起きぬ様解決する為に尽力する筈の常任理事国が、先頭切って戦争を仕掛けているのだから、国連の存在意義は無い。
我が国が国連向けに拠出しているカネが馬鹿にならぬ。
2022年の日本の分担金額は約2.3億ドル。
PKO予算は単年度予算(7月1日から翌年6月30日)で、2021/2022年PKO予算だが、日本の分担金額は約5.3億ドル。
もうこんな無駄なカネは払わず、国内向けに使った方がいい。
ウクライナの危機的状況を利用して売名する連中が「人道」と云う言葉を使ってはならぬ。
恥を知らぬ輩の言動は見るに堪えぬ。