こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。
本日は人気のTBSドラマ「この恋あたためますか」をネタに、組織人と個人との違いについて記事を書きます。
・・・なんで「この恋あたためますか」を観てるのか って?
実は中村倫也さんのファンなんです笑
しかもにわかファンではなく、彼が無名だった2014年からのファンです!
当時の中村倫也さんは「アオイホノオ」というテレ東の深夜ドラマに気の小さいアニメーター役で出演したり、イギリスのエリート高校を題材にした舞台「HISTORY BOYS」でゲイの高校教師役を演じたりなどしていました。
当時からカメレオン俳優よろしく、いろんな役を演じていました。
・・・えー、本題に戻りますと
昨日の「この恋あたためますか」で「組織人」と「個人」の違いを描き出した象徴的なシーンがありました。
以下、少し背景説明も交えながら該当のシーンについて記載します。
中村倫也さんと森七菜さんはコンビニ「ココエブリー」の店員です。
中村さんは元社長で現バイト?という立場ですが、さすがは元社長。
コンビニの通常業務に飽き足らず、トラック型の移動式コンビニカーを企画・運営し始めます。
そんな折に起きた軽井沢での停電。
電源復旧の目処が立たず、現地の避難所では避難者の人々が不安な一夜を過ごすことになるだろうとの報道がテレビで流れました。
そこで森七菜さん「コンビニカーで現地に行って避難所の人たちに温かい食べ物を提供しよう!」と思い立ち、中村倫也さんはしぶしぶながらも彼女の熱意に心を動かされて同行します。
現地の避難所で提供したコーヒーは、寒さと暗さに落ち込みと疲労を感じていた避難者の皆さんの心を温め、好評を得ました。
しかし途中で持参したコーヒー豆が尽きてしまいます。
お客様ががっかりし始めたその時
現地の道の駅の運営者、兼コーヒー農家さんが自家製のコーヒー豆を持ってきて「これを使ってくれよ」と差し出してくれました。
ここで旧社長の中村倫也さん「大変申し訳ございませんが当社の規定で承認された豆以外を使うことはできません・・・」と言いかけたところ
森七菜さんがそこに被せるように「ありがとうございます!使わせていただきます!!」と快諾し、コーヒーを飲むことができたお客様たちが大喜びする。
・・・というシーンでした。
もちろんドラマ的には「森七菜さんの行動力は素晴らしい!」となる感動の場面ですし
ココエブリーのコンビニカーが来てくれたことに感動した避難所のお客さま達が写真をとってSNSにアップしたこともあり、同社のCSR的にもポジティブな効果が出ました。
おそらく現実の企業活動においても、こうしたとっさの人道的判断をした森七菜さんが咎めれられることは無いと思われます。
しかし、組織人としては中村倫也さんの対応の方が正解でして
契約社以外のコーヒー豆を使うのであれば、契約社からの事前承諾が必要ですし
(おそらく契約者のコーヒー豆を独占的に利用することの引き換えに、超格安料金で仕入れをしているはずです)
そもそもコンビニカーの営業許可を群馬県の軽井沢町で事前に取っていたのか?という事業許可の問題になり得ますし
避難所に物資を運ぶのは行政(地方自治体)の役割ですし
停電という災害で混乱している場所に民間車両が勝手に入って行っていいのか
・・・などなど
トラブルがおこり、結果として会社の企業活動にデメリットが生じる可能性も大いにありました。
企業活動は1人ではなく、集団(おそらくココエブリー規模の会社だと1,000人以上)で行う活動ですので
個人の独断で判断をせず、上司や組織に相談をして許可を得た上で行動する必要があります。
上記のようなコメントをすると、よく「組織人は『組織の論理』で頭が凝り固まっているよな〜」とのご批判を頂戴します。
おっしゃる通りです。
それは組織人の宿命です。
個人で仕事をしている訳では無いので
組織の決まりごとに従うのが、組織人としてのあり方です。
もちろん、コンプライアンス違反、セクハラ・パワハラなどの職場のルール違反行為がある場合には話は全く別です。
ですが、今回のような職場のルール違反とは無関係、かつ緊急性も低い場面(コンビニカーはあった方が望ましいが、無くても人命が損なわれるほどの危機的状況ではない)においては
組織のリソースを使う以上、組織の承認を得てから実施する必要があります。
・・・という風に考えるのが、私のような組織人です。
不自由な印象を持たれるかもしれませんが
企業活動はたくさんの方々の営みの集合体によって成り立っており
様々な人が様々な観点から検討・吟味をした上でルールや意思決定方法が定められています。
そうした「個人の思い」を超えた「組織としての意思」を感じ・考え・実践することが組織人としてのやりがいであり、醍醐味なのです。
もちろん、一個人としての純粋な思いは大切です。
しかし、だからと言って組織人としての活動が決して無味乾燥で味気ないものな訳ではありません。
組織人としての活動は、ダイナミズムに満ちており奥深いものです。
・・・このドラマの主題がそこでは無いのはもちろんですし
「そんなことは『プロジェクトX』にでも任せておけよ」とツッこまれそうですが苦笑
いち組織人としてとても興味深いエピソードだなと感じたので、話題にさせていただきました。
そんな私も、組織人/個人としてのあり方のギャップにはずっと悩んで参りました。
二つのあり方は上記の例のように葛藤が生じやすく、結果としてストレスを感じる場面が多いのです。
もし、そんな葛藤にお悩みの方がいらっしゃいましたら
ぜひカウンセリングセッションをご検討ください。
カウンセラーもるもが自らの体験をベースにアナタのお話を熱心にお伺いすると共に、組織人であることの価値・魅力を感じていただき、個人のあり方とのバランスを取ることができるように、全力でご支援させて頂きます。
アナタが個人としての生き方を大切にしつつ、組織人としての仕事人生を楽しく充実したものにされることを、私は心からお祈りしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。
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