明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

人の心を強くするサイン -Mr.Children 「Sign」より-

昨日の記事にリアクションして頂いた方々、ありがとうございました。

 

稲葉さんの歌詞は一見ストレートに見えて、いろんな見方ができますよね。

 

一晩明けても、まだ”Baby, you're still alive”の謎は解けません・・・。

 

新たな見解が見えたら、また書きたいと思います。

 

さて本日はなぜか表題のMr.Childrenの「Sign」を取り上げたくなりました。

 

妻夫木聡と柴咲コウが主演していたTBS金曜ドラマ「オレンジデイズ」の主題歌でしたね。

 

あの時は何気なく聴いていましたが、

 

少し前に知り合いが「あの歌はいいよね〜」と言っていて、

 

なんとなく気になってDLしました。

 

確かにいい歌です。

 

冒頭のピアノのメロディがとても綺麗です。

 

歌詞は、聴覚障がいを持っている彼女と主人公との恋愛というドラマのモチーフに

合わせられており、

 

僕と君との間に出ているサインを見逃さない

 

というのがメインメッセージです。

 

聴覚障がいのある彼女とは、言葉だけのコミュニケーションだとうまく行きません。

 

だから、言葉だけじゃなく、仕草や雰囲気など

 

言葉に出ていない感情や伝えたい思いのサインを見逃さない。

 

そういう主人公の決意が歌われています。

 

で、実はこの本質って、障がいがあってもなくても同じでして、

 

人はどうしても言葉で意思を伝え合っていると思ってしまいがちですが

 

実際は「言葉以外のメッセージが7割以上」とよく言われている通りで

 

言葉に出ないサインをいっぱいやりとりしています。

 

特に、男女の仲はこの傾向が強いように思います。

 

愛情って、言葉ではあんまり伝わらないんですよねー。

 

そんな状態を「Sign」のこの歌詞↓がうまく表現してくれています。

 

「身体でも心でもなく愛している」

 

愛していることの表現って、身体の交わりや心を込めた言葉のやり取りに

一般的には象徴されがちですが、

 

実は本当に愛情を感じている時って、意外と身体が触れている時では無かったり

 

意外と何も言葉は出て来なかったり

 

あと、胸が焼けるような熱情でも無くて

 

気がつけばそこにあるような感じだったりします。

 

そう考えてみると、同じMr.Childrenの「名も無き詩」でもこんな歌詞がありましたね↓

 

「愛はきっと奪うでも 与えるでも無くて

 

気がつけばそこにあるもの」

 

・・・そうそう、こんな感じです。

 

だから、言葉で「愛している」「好きだ」ということや

 

身体で抱きしめることや

 

そういう分かりやすい表現だけが愛情表現では無く

 

相手がそこにいてくれること

 

相手が黙って自分を見守っていてくれること

 

もし目の前に相手がいなかったとしても、どこかで自分を思っていてくれること

 

そういうのも愛情表現なんですよね。

 

そういう、言葉になっていないサインを受け取れるようになると

 

世界は愛に満ちていると感じるようになります。

 

「Sign」の主人公も、最後にこう宣言します

 

「君が見せる仕草 僕を強くさせるサイン

もう何一つ見落とさない

そうやって暮らしていこう」

 

・・・そう、言葉になっていない仕草からも愛情のサインを受け取れるようになると

 

人は強くなっていきます。

 

受け取った分だけ、自分の愛情もより強くなりますからね。

 

この曲は稲葉さんの「oh my love」と並んで、愛情に満ちている曲だなって思います。

 

通勤中にこの曲を選んでいる日は、愛情を感じたい、自分の心を愛情で満たしたい

 

そんな気分になっています。

 

今日も、通勤中にこの「Sign」を聴きました。

 

どうやら秋の始まりで、私は愛情を感じたいようです。

 

・・・ま、明日の天気はまた真夏日に戻るみたいですけど笑

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日の東京は半袖がちょうどいい暑さのようです。

 

明日も素敵な一日を。

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