明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

こんな日が来るって知っていたの? -B'z "HEAT"より-

昨日の落ち込んだ記事を読んで頂いたみなさま、ありがとうございました。

 

記事に書いて落ち切ったせいか、お陰様で昨晩はよく眠れましたし、

 

本日は意外と嫌な気分を引きずりませんでした。

 

自分の気持ちを吐き出すって大事なんだなと、改めて思いました。

 

さて、本日は表題のB'z 「HEAT」の歌詞分析です。

 

2013年にベスト盤に収録された、歌手のキム・ヒョンジュンさんへの提供曲の

セルフカバーです。

 

歌詞のモチーフは、真夏の海辺にて盛り上がる男女たちの中で

 

とある女の子に熱い思いを寄せる男の子の気持ちを歌った歌です。

 

なんで今の季節にこの歌を思い出したのか、自分でも良くわかりませんが

 

おそらく、長引く在宅勤務の影響で身体が鈍ってきて、いい感じのビートを欲しているのと

 

この歌詞で一番グッとくるところ

 

「こんな日が来ることを僕は知っていたよ」

 

の歌詞が心に響いたんだと思います。

 

冒頭から歌詞を眺めていくと、どうやら意中の彼女を含む仲間内で海辺に出かけている

(おそらくサークル合宿のような?)状況のようです。

 

そして2人の関係性は、1番から2番にかけて深まっていきます。

 

1番では夕陽が落ちた海辺でみんなで笑い歌い乱れておりましたが、

 

そんな中、主人公の男の子は意中の彼女に向かい

 

今まで こんなにまで そばにいたことないね

(俺の)溢れる熱に気づいてるかい

 

と、密かに自己PRを開始しております。

 

このサビに向かうところの「かい〜やい〜やい〜」という1音階ずつ上がっていく

稲葉さんのカラッとした歌声がなんとも言えずセクシーです。

 

そしてサビでは、真夏の暑さと勢いに恋の成就を託す主人公の心のうちが描かれます。

 

冷めないで ひと夏のHEAT

時間はあるようでないから

 

このサビ、曲調がとてもポップで明るいので楽しい恋だと思ってしまいがちですが

 

良く読むと、この主人公は割と冷静というか、

 

「恋心はいつか冷めてしまうものだ」と知っているように見えます。

 

夢中になっているようで、どこか客観的に冷静に自分たちを見ている。

 

でも、なんとかこの熱が冷めないうちに彼女を手に入れたい。

 

そんな主人公の思いが滲み出るサビです。

 

2番に入ると、関係は少し進展していまして、

 

おそらく夜の海辺で盛り上がっているみんなの中から、2人で抜け出たようです。

 

あの星 あざやかに

見える場所まで

行ってみよう もう迷わせない

 

どこか、テトラポットの上か、はたまた灯台の上の方か

 

星の見通しがいい場所まで「2人で行ってみよう」と彼女を誘い出しました。

 

そして「もう迷わせない」というこのセリフ。

 

きっと、彼女にアプローチしているのは主人公1人ではなく、他にもライバルがいたんでしょう。

 

そんな中、彼女を連れ出したのはこの俺!

 

さぁ、もう迷わせないぞ!

 

そんな主人公の思いが伝わってきます。

 

そして冒頭にもご紹介したこのセリフが続きます。

 

こんな日が来ることを

僕は知っていたよ

早すぎる鼓動 知られたくない

 

俺が連れ出した、俺が勝った!

こんな日が来ることを俺は分かっていた!

 

・・・ライバルへの勝利宣言です。

 

もうこれだけで主人公は大満足の様子です。

 

しかし、男の子のプライドからか、そんな様子を彼女に悟られまいと

 

俺の鼓動の速さを知られたくない・・・と必死に自分の感情を押さえています。

 

うーん、なんとも可愛らしい主人公

 

そして、その後に続くサビの後の間奏前のフレーズでは、

 

彼女の風になびく髪から伝わる匂いに、夢(=交際)の始まりを感じています。

 

まさに、彼の心は絶頂を迎えております。

 

この絶頂、恋の熱よ、どうか冷めないで・・・

 

今が二度と戻らぬ季節だから

 

そうサビで繰り返し訴えながら、歌は終わります。

 

分析して見て思うのは、主人公に象徴されるような「男の子」って本当に勝ちたがりだし、

 

そんな姿が可愛らしいなってことです。

 

やっとたどり着いたこの日を

 

「こんな日が来ることを僕は知っていたよ」

 

って、

 

まるで「俺が勝つことは決まっていた!」と言わんばかりの態度。

 

ホントは他の男に取られないか心配だったくせに〜。

 

まぁでも「心配だった・・・」って言うのも「知ってたぜ!」って強がるのも

 

どっちも本心は同じですし、

 

個人的には「知ってたぜ!」って言いながら不敵な笑みを浮かべる男性の方が好きです。

 

で、家に帰って1人「あぁ、よかった」って胸をなで下ろしながらビールを飲む。

 

そんな粋がっている男性像が思い浮かんで、クスリと微笑んでしまいます。

 

今はコロナウィルスの影響で外出して楽しむ余裕が無いですが

 

夏の頃にはこの曲のように、夜の海辺で楽しい恋にふける男女が見られるような

 

そんな素敵な季節になっていてほしいと願います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も素敵な1日を。

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