昨日の記事に反応していただいたみなさま、ありがとうございました。
まだ昨日のテニスの疲れが残っていて眠いですが
まずはスカーレットの感想から。
八さんが、どんどん追い詰められて行ってます。
新しい弟子の女性に「いい作品=売れる作品」と言われ、佐賀でぐい呑みの陶器を
作り続けるおじいさんのエピソードを聞かされ、
奥さんには「銀座の個展は辞めて良い。今年は休んで」と言われ、
息子からの手紙には「ぎんざのこてんがんばって」と書かれました。
もう、3人からのメッセージだけで方向バラバラでどうしていいか分かりません。
悩める八さんに送るアドバイスは特にありませんが、
私には二つだけ分かることがあります。
1:本人について
悩んでいる時に人にアドバイスを
求めない方がいい
2:周囲について
悩んでいる人に「頑張れ!」って
言わない方がいい
まず1:についてですが、
悩んでいる時に他人に意見を聞くと、ただでさえ選べない選択肢が
その相手の意見によってまた一つ増えます。
また、当然ですが相手は自分が抱えている問題について自分ほどは
真剣に考えていないですし
起こった結果に責任を追えるのも自分だけです。
私自身は、悩んだときはひたすらGoogle検索して、
自分と似たようなことで悩んでいる人を探します。
・・・で、結構たくさんの人が自分と同じようなことで悩んでいます。
この時点で、自分の悩みは誰にでもあることだと分かり、少し落ち着きます。
そして自分と同じことで悩む人たちは、自分と同じ体験をしている人たちですので
その人たちの真剣度合いはほぼ自分と同じです。
そして、その人たちが出す結論も各人各様で
結局、どっちを選んでも正解と分かります。
この時点でだいぶ気が楽になりますので、あとは自分の心の向くままに決めようって
そう思える瞬間がいつかやってきます。
(・・・まぁ、当時Google無いですけどね)
2:については、よく「うつ病の人に『頑張れ』って言ってはいけない」と言われますが
それと似てまして
本人は、もう十分すぎるくらいにがんばっています。
で、それでも上手くいかないから悩んでいます。
なので、そういう人に「頑張ろう」というのは心の拷問に近いです。
息子ちゃんは、まだ子どもだから好きに手紙に書いて問題ないですけどね。
また、喜美子のように途中まで「一緒に頑張ろう」と言っておいて
今度は「個展は止めよう。私が働くから休んで」というのは
彼女にはとても申し訳ないですが、最悪だと思います。
八さんにはこんなメッセージが伝わるのではないでしょうか?
「アナタ、もう頑張れないわよね?」
「だから働かなくていいよ」
「アタシが代わりに働いてあげる」
・・・八さんの男のプライドがズタズタになってしまいますよ!
喜美子が八さんのことを思いやって行動しているのは分かるのですが
これは「ダメンズ製造機」の女性がする行動の典型です。
男性は、女性と子どものために働くのが生きがいの生き物ですから
彼らから生きがいを奪わないでください!
・・・そう強く思います。
オススメは、ほっといて見守ること。
人は、自分の中にきちんと結論を持っているし、それを自分で出すことができます。
その力を信じて、見守ってあげてほしい。
それができずに手を貸してしまうと、相手に
「アナタを信頼していない」
「アナタには力がない」
そういうメッセージが伝わってしまうからです。
喜美子は、自分自身が不安で仕方ないんだろうなと思います。
でも、自分の不安を相手にぶつけても答えは返ってきませんし
パートナーシップは悪い方向に進んでしまいます。
どうか、もう少し待ってあげて。
八さんが自分で動き出すまで。
そう思いながら観た放送でした。
さぁ、これからがドラマの正念場ですね。
固唾を飲んで見守りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
東京は暖かい3連休の最終日ですね。
素敵な1日を。