今日は東日本大震災から9年ですね。
私は出勤していたので、震災発生時の14時46分に職場のメンバーでTVをつけて
黙祷を捧げました。
まだあの日のことは鮮明に覚えていますので
9年は短かったような、長かったような・・・。
いろんな思いが胸を駆け巡りました。
仕事からの帰り道になぜかB'zのGREENを聴きたくなり、
イヤホンで聴いていたら、"ultra soul"の次に"Blue Sunshine"が流れました。
この曲は、ファンにはかなり有名な名曲でして。
大好きな女性を車に載せて走る主人公が、
彼女の様子から、自分では無く他の人に心を寄せていることに薄々と気付きながら
でも彼女を好きでいられる自分の幸せを噛み締めているという
ちょっとほろ苦いシチュエーションを歌った曲です。
誰のことを 忘れたがってんの
聞きたいの我慢してアクセルグッと踏めば
せっかく大好きな彼女を車に載せているのに、
彼女は誰か別の人のことを思っている様子です。
主人公・・・かわいそう・・・
人が人を欲しいと思う
単純に見えるけれど そうはEasyにいかない
主人公は当然ながら彼女が欲しいのです。
思いはとてもシンプルですが、その思いのまま突っ走ることはできません。
なぜなら、彼女の心は他の人にあると分かっているから。
電話を握りしめて あぁ今何を祈ってる
いたわるように 思い出したように
微笑みくれないでよ
彼女は、主人公と一緒にいながら、誰か他の人からの電話を待っているようです。
・・・ふと我に返って、主人公を気遣って微笑んだ彼女。
でも、そんな気遣いがかえって主人公には心苦しいようです。
急にRadioが暗い事件を伝え
わかりあうことの難しさを思い知る
これはドライブあるあるですねー。。
いい感じでラジオの音楽番組を聴いていたら、突然ニュースで殺人事件などが報じられて
一気にムードが暗くなってしまうという・・・
しかも、今回のドライブは彼女の心がここにあらず状態ですので
ただでさえ彼女の心を捕まえられない主人公の気持ちは、暗いニュースでさらに
複雑になってしまいます。
そして、間奏後のサビの歌詞が本当に秀逸でして
誰もが光と影の間を彷徨い続けて
少しでも明るい方へと手を伸ばして涙流す
一気に歌詞が抽象的になりましたが、この歌詞はサビ前の「暗いニュース」と
リンクしていると思います。
暗い事件に象徴される強い悲しみと、
ドライブ中の今、彼女と心が通じ合わない主人公の寂しさと
そして彼女自身が、大切な人とうまく行っていない辛さと
いずれも「影」の部分なのかも知れません。
ですがみんな「光」を求めて、明るい方へと行こうとします。
思うようにそれが叶わないとき、涙を流すこともあるでしょう。
そんな、人に共通する思いを一言に集約した素晴らしい歌詞です。
あなたを好きでいられることを幸せに思うよ
・・・ここで、主人公は恋愛感情における最高の「光」を見つけます。
恋愛感情において、大事なことは相手から好かれることや相手を自分の
思う通りにすることでは無く
「自分はあなたを好きだ、好きでいられることが幸せだ」
そう思えることなのです。
実は私もこういう気持ちになったことがありまして、
その時に、恋愛って究極はこれがゴールなんだなと思いました。
その時にこの"Blue Sunshine"を思い出して、
「稲葉さんも私の気持ちと同じことを書いている!」って思いました。
どこでも送ってくよ 望む場所があるなら
バイバイ Blue Sunshine
「どこでも送ってくよ」は車を持っている男性が、好きな女性に送る決まり文句ですね。
主人公は、「彼女の心を捕まえたい」というエゴを捨て
彼女を望む場所に送り届けると決心します。
自分のBlueな気持ちにサヨナラを告げます。
いやー、この主人公、本当にカッコいいですね。
こんな男がいたら、アタシが惚れてしまいます笑
最近もコロナを中心に暗いニュースが多いですが、
この主人公のような「光」を目指して、日々生活して行こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。