先ほどまで、大河ドラマ「いだてん」の総集編を観ていました。
・・・いやぁ、お陰で全く大掃除が手につかず笑
最初の方は「懐かしいな」と思って観ていましたが
田畑政治が主役の後編に入ると、だいぶ記憶が鮮明なので
懐かしいというよりは、最近のおさらいをしている感じになりました。
そして、前編と後編とで明らかに変わるのが、
戦争や政治がオリンピックに様々な影響を与えて来ていることでした。
どんな活動も同じですが、スポーツも時代と戦争の波から自由ではなく
1916年のベルリンオリンピック中止、
1940年の東京オリンピック中止、
そして、1980年のモスクワオリンピックの日本ボイコット、
どのイベントにおいても、真摯にオリンピックを目指していた選手達が
参加できずに言葉にならない思いをしたんだなと思うと
なんとも言えない気持ちになりました。
私は、スポーツが大好きですが、若い頃はスポーツに賭けるのは分が悪いと思い
コスパが良さそうな勉強へと逃げた意気地なしですので笑
スポーツに賭けて青春時代を送った人はすごいなと思いますし
その最高峰であるはずのオリンピックに政治的な理由で参加できない悔しさは
言葉には表せないだろうと思いました。
でも、その中でも諦めず努力したアスリート達
そして、嘉納治五郎を筆頭に招致に向け尽力した人達
皆が諦めなかったから、東京オリンピックが実現したんですよね。
諦めないことの大切さを改めて感じました。
でも、やっぱり一番感動したのは最後のシーンで
50年ぶりにストックホルムでゴールテープを切った金栗四三の笑顔でした。
彼は、最初のオリンピックで猛暑に見舞われて棄権、
次のオリンピックは戦争で中止、
ピークを過ぎた次のオリンピックは16位、
マラソン選手が3回オリンピックに出るだけでも衝撃なのに、
次のパリオリンピックにも出場して、また棄権・・・。
少し話題がそれますが
100年近く前から、猛暑のマラソンは危険だって、四三の履歴を見ただけでも
明らかなのに
直近まで8月の東京でマラソンを開催しようとしてましたよね・・・。
そりゃ無謀だわ笑
話を戻すと、
そこまで走り続けた四三はやっぱりすごいし、
そこまでやっても芳しい結果は出なかったけど、
78歳でまたストックホルムに行って、しっかりした足取りで走り、
笑顔でゴールテープを切ったのがあまりに偉大です。
すごい日本人がいたんですね・・・。
このドラマがあるまで知りませんでした笑
やっぱり感動したので、年明けにまたいだてんミュージアムに行ってきます笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日はいよいよ今年最後の日。素敵な1日を。