今日は用事があって久々に電車に乗りました。
明らかにいつもより乗客は少ないですが、かと言ってガラガラでもなく
私も含め、明らかに不要不急の外出っぽい風体の人もいました。
普段の週末より人が少なくて、電車に乗っているのはむしろ快適でした。
さて、本題は「エール」の内容ですが
主人公の裕一が、音さんからの手紙を読んで「彼女に会いに行く!」と決心したシーンが
とても男らしくてカッコよかったです。
これまで、裕一は内向的で思っていることをなかなか口に出せないという
ちょっと女性的なところがあり
逆に音さんは思っていることをはっきり言って、女性の自立を訴えるという
男性らしさが目立っていました。
でも、この段になってその関係性は急に逆転します。
音さんがいかにも女性らしく「あなたの輝かしい人生の邪魔をしたくないから
手紙に返事をしなかった。さようなら」と手紙に書き
その手紙を見た祐一は「彼女に会いに行く!」と決心しました。
先輩の女性行員に「完全にフラれているのに・・・」と言われてもメゲません。
裕一は、ここに来て初めて男らしさを見せました。
「好きな女性を一途に追いかける」と言う男らしさです。
そして音さんは、身を引こうとしている自分の心情を涙ながらに綴るという
今までの鼻っぱしの強い応対には見られなかった女性らしい弱さを
裕一に向かって初めて見せます。
音さんの本心が手紙に書いた内容とは違っているのは明らかです。
そもそも、本心から身を引こうと思っていたら手紙の返事は書きません。
返事を書いて自分の気持ちを綴ること自体が「まだ身を引きたくない」と言う証拠です。
でも、音さんにはその気持ちをストレートに表現する自信が無く
自分でも無意識のまま、裕一を思いやっている風体を装っています。
音さん本人も気づいていないと思いますが、本心ではこう言っています。
「裕一さん、私を捕まえに来て・・・」
このメッセージは、とても正確に祐一に伝わりました。
裕一は、冒頭の通り「音さんを迎えに行く」と決心します。
論理や思考のレベルでは裕一も音さんも気づいていないと思いますが
言葉にならないからこそ、伝わる音の思いを裕一はちゃんと受け取ります。
来週、きっと2人は一緒に生きて行くことを決めるんだろうと思います。
裕一は自分でも自覚していないみたいですが、愛情の受け取り上手ですね。
普通の人だったらメゲてしまいそうな音さんからの手紙の中にも
しっかり音さんの愛を見つけていました。
そんな裕一は、間違いなくいい男ですね(キッパリ)
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。