台風接近中の東京ですが、私の住んでいるところではまだその予兆は見えないです。
明日の朝には通過するみたいなので、ちょっと遅れて出勤かな・・・。
台風が近づいている日は、なんだかソワソワしますね。
さて、そんなソワソワした気分で観た大河ドラマ「いだてん」
いやー、今日も嘉納治五郎に圧倒されました。
でも、嘉納治五郎だけじゃなくて、それを取り巻く副島さん、杉村さん、マーちゃん、
亡くなった岸さん、
皆さんの熱い思いと努力で、戒厳令が敷かれる東京でのラトゥール招致に成功しました。
マーちゃんも腹をくくる前に「怖い!死にたくない!!」とだいぶ興奮していましたが、
戒厳令の敷かれる中でオリンピックを招致するって・・・。
どんだけ好きなんですか?
テニスをやる前の私だったら、この意気込みはおそらく絶対に理解できませんでした。
でも、テニスを一生懸命やっている今の自分には分かります。
スポーツには、理屈を超えた感動がありますよね
それは、自分がテニスをそれなりに一生懸命やったことで
プロスポーツ選手がどれだけ自分を律して、厳しい練習をやり抜いて
自分を信じる/信じないの間で揺れ動いて
周囲の期待に応えたいというプレッシャーと戦って
それをくぐり抜けて、あの場にいると知っているから。
その姿に無条件に感動するんです。
その姿勢は、中身は違えど仕事も一緒。
「いだてん」がいいなと思うのは、スポーツ大好き人間の嘉納治五郎とマーちゃん
それと、嘉納治五郎の柔道の弟子で役人(外交官)の杉村、伯爵の副島さん
一輪車屋の清さん、落語家の孝蔵
社会を織りなす様々な層のプレイヤーたちが力を合わせて招致を目指す
そういう姿を描き出していることです。
クドカンの演出は、いつも一人の主人公にフォーカスするのではなく
周りの人たちの人生やキャラクターにもしっかり触れて
ストーリーや歴史は様々な人間が絡み合って出来上がっていくという
真実を伝えている点が素晴らしいと思います。
このドラマ、私にとっては本当に最高なんですけどね。なんで視聴率取れないんですかね?
いつの日か、いろんな人たちに観てもらえることを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日は台風一過で暑くなりそうですね。素敵な1週間を。