洞窟探検家・吉田勝次の足跡!

探検家・吉田勝次が日常の小さな出来事から世界各地での未踏の探検活動をレポートします!ときどきアホですがお許しを♪

洞窟・最深部の確認~洞内泊7日目?

2010年01月04日 11時21分49秒 | Weblog
「(投稿日時、現在01/13) 追いつけない
今日は最深部へ続く2本のルートの測点の確認と撮影、洞内記載のチェック
大斜落ホールの最深部付近に2本の水流ルートが」ある。
どちらも風の流れで発見。
まずは狭~い落盤の隙間を降りると竪穴-12m。ここを下降する。
そこから顕著なトレンチを進む~。


最深部は現在も水流がある。
溶食、侵食によって出来たみごとな造形美は蛇行しながらこの洞窟の最深部まで導いてくれる~



途中、岩盤の崩壊で狭くなっているところもあるがラッキーなのことに何とかすりねけられる。

あっそうそう!そう」言えば4日前にあゆみが「トラバサミ」という1個、岩が動けばみんな崩れるかもしれない場所を通過中に岩に足を挟まれて危なかったな~
「あぁ~痛い!」という声にびっくりした俺は別ルートからすり抜けて救出!
幸い~手で動かせる大きさの岩だったので軽傷ですみました
それでワナにかかったような感じだったので「トラバサミ」と名付けたのだった

今回、他にも危険箇所「ギロチン」「エンジェルルート」「和尚ルート」「R支洞」は通過、入洞禁止にする方向。



さてR支洞へやってきた!
ここはこの洞窟で一番!危険な場所だと俺は思っている。
洞内のほとんどの壁が岩盤の重量や圧力で今のも崩壊しそうなゾーンだ。
俺はここに来るとどきどきする。違うスリルだ!




ここには安心できる天井も壁もない!
いつ?今?この瞬間?崩落しそうな空気が漂う



そんな危険な場所もガンガン進んでいく~
洞窟探検家だから仕方がないんだよ




やはりそんな緊張感の中で食事は一瞬!気が抜ける時間。
食べている間はそこはレストラン?に変わる

おい! もっと楽しそうにしろよぉ~~~




JETでは食べ物を包んでいた包み紙や袋は折り曲げて結ぶのが基本!”
食事をしながら全員で折り曲げて結ぶ。
最初は仙人が一人でやっていたんだけど。。。ゴミを持ち帰るときにびっくり!
あれれれ~ ゴミってこれだけしか出てないの???と
折り曲げて結ぶことで体積(ほとんど空気)を小さくしてやるとかさ張らないので
結果的に少なくなるのでした





この洞窟で滝は3つ確認しているが一番滝らしい?ところ
まだここは命名されていない





犬牙状結晶(方解石CaCO、炭酸塩鉱物)だ!
今のところここでしか見つかっていないがまだこれからいろんな二次生成物が見つかっていくと思う

 


「田んぼ」を通過中~ 泥の多い床面をほふく前進するルート。
この先にシャフトとピットで高低差50mの巻尺ピットがある。



巻尺ピットを下降~ ロープ1本にすべてを預ける
しかも ドロドロだ~~~
遙か上部に何十トンもありそうな落盤がある。



小ホールで休憩  ?




最深部へ続くボアパーセージ(簡単にいうと通路)を進む~
だんだん水流が出てくる~




霧穴、最深部!
ここを突破できれな下へ行けるはず。。。

最奥部は天井高は15センチ以下へ
床は砂利で水流があるからずぶ濡れ!
「砂利を堀りながら進めば行けるんじゃないか?」と資材をあれやこれやと持ち込んでやってみたが床からすぐ岩盤が出てきて暗礁に乗り上げたような。。。
今は新しい「展望トレンチ」というところのディギングをアガタさんが中心になって進めている。
っが!しかしそこも「ジェンガ」と命名しただけのことはある危険地帯!
下から1個づつ岩を取っていく。。。崩れる逃げる!崩れた~逃げ切れた~を繰り返して少しづつ進んでいるが上には何十トン?何百トン分の岩が微妙なバランスで引っかかっている状態だ!
尋常ではやれない作業なのだ



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