With Software and Soldering, a Non-AT&T iPhone
(プログラミングと半田ゴテでiPhoneのロック解除)
↑ニューヨーク・タイムスでこんな見出しの記事を発見。
------↓とりあえずちゃちゃっと内容を紹介------------------------------
AT&T社はリリース前から大評判となっていて日に日に評判の高まっているiPhoneの独占的プロバイダーとなるべく多額の投資をしてきた。
だが17歳のジョージ・ホッツはたった2ヶ月の作業でAT&Tの投資をだいなしなしてしまった。
ニュージャージー州グレンロックに住むホッツ君は今週、iPhoneユーザーがAT&T社から他の通信会社にも乗り換えられる方法をネットで解説した。
ホッツ君の方法は半田ごてとそれなりのテクニックとソフトウェアツールが必要だが、 AT&Tのネットワークに限定されていたiPhoneのロックの解除に先週成功したという。
「これはデバイスを万人に開放したってことなんだ」とホッツ君はAT&T社からT-モバイル社に乗り換えたかれのiPhoneを通して通話したインタビューで答えた。
ベリゾン、AT&Tそしてスプリントといった携帯電話会社は2つの方法で彼らの顧客を囲い込もうとしている。1つは解約すると解約すると高くつくような長期契約だ。そして携帯電話会社は携帯端末に自社の通信網でしか使えないような複雑なロックをほどこしている。もしこのロックがなければ技術的には同じような競合他社で使えるようになってしまうのだ、
このロック外しに励んでいる人たちはロックが不当にユーザーの選択権を奪っていると言っている。彼らは携帯を海外で使う時に高額なローミング料金を払ったり、携帯端末や会社を自由にのりかえられるようなフレキシビリティをユーザーに与えたいといっている。
ホッツ君はiPhone2台のロックを解除するのに500時間を要したという。彼はそのうちの1台をeBayのオークションに出した。昨日のおわりごろには入札額は数千ドルにも達した。ちなみに通常のiPhoneならアップル・ストアで499ドルで買える。
彼の駆使したテクニックは皆が真似できるものではない。だが彼は誰かが簡略化した方法を編み出してくれることを期待して詳細を彼のブログで公開している。
ホルツ君や、昨日やはりロック解除を発表したiPhoneSimFreeと名乗るクループについてアップル社もAT&T社もコメントはしていない。
iPhoneSimFreeのメンバーはウェアブサイト「Engadget」のライターにデモンストレーションをしてみせた。彼らの方法はハードウエアには一切、変更を加えずソフトウエアのアップデートだけでアンロックが可能だという。
それによりIPhoneユーザーたちはG.S.M.携帯の中にあるSIMカードを自由に他社のものに差し替えることができるという。
6人組の iPhoneSimFreeは6月にはすでにロック解除に成功しており今後はソフトウェアを販売する予定だというがその目的や正体を明かすことはしないという。
「ボクらはプライバシーにこだわりたいんだ。事態がどうころぶかまだわかんないからね」ジムとだけ名乗ったメンバーの一人は電話による短い取材の中でこうこ答えた。
彼の警戒心は携帯電話のロック解除に対する法解釈がはっきりしていないということによるものだろう。
昨秋、連邦議会ライブラリアンはデジタルミレニアム著作権法に関して携帯電話のロック解除を認めるとした。たが、この措置はホッツ君やiPhoneSimFreeのようなロック解除ツールについてははっきりしていない。
アップル社とAT&T社がこうしたロック解除ツールのディストリビューターに対し訴訟を起こすことが想定されるし、改造方法を広めることもアップル社とAT&T社とそしてユーザーとの関係を阻害するものだと訴えるかもしれない。
アップル社はソフトウエアアップデートによってアンロックツールに対してプロテクトをかけようとするかもしれない。そうした対策はホッツ君の方法には効力がないという。なぜなら彼はROMというソフトウエア・パッチでは書き換えられない部分に対して改造を加えているためだ。
さらにひとつiPhoneのロック解除問題で波風を立てそうな勢力がある。
2週間前、Bladoxと呼ばれるチェコに本拠を置く企業が「ターボ・シム」というものを80ドルで販売開始した。親指ほどのサイズのこのカードは他社のSIMカードにつけることによってiPhoneへの挿入を可能にする。iPhoneをAT&T以外のネットワークで動作させても本体はAT&T社のままのように認識するというものだ。
同社には注文が殺到したというがネット販売はしていないとのことだ。
しかしマドリッド在住のテクノロジーライター、ジーザス・ディアス氏は先週この「ターボSIM」を購入したが、いま彼の iPhoneはスペイン・ボーダフォンの回線上で使用できているという
「こっちでは『これ何?ボクも買える?私も使えるの?』ってみんなに尋ねられているよ」とディアス氏。彼のiPhoneは注目の的だ。それもそのはず、アップルはiPhoneをヨーロッパでは販売していないのだから。
この「iPhoneロック解除祭」はアップル社とAT&T社に影響を与えることだろう。
米国の携帯電話会社は大抵は初めての契約者は安くして月々の料金で儲けようとする。これが長期契約を薦められる理由だ。
だが人々は携帯電話にテレビやパソコンと同等の“自由”を求めるようになったということだ。
調査会社Gartnerのアナリスト、マーク・マグワイヤ氏はこう分析する。
「今回のようなハイレベルな改造は一部のユーザーしか真似しないかもしれませんが、これで携帯電話会社による端末販売の支配という牙城が崩れるという方向性を示唆しているのではないでしょうか」
------以上------------------------------
携帯会社が端末市場を支配していて毎月ぼったくってるというのは東西問わずってことか。
高額な携帯料金と派遣会社の台頭が若者の生活をおとしめているんだ、きっと…。
ところで文中に出てきたチェコの会社のサイトを見たらトップにバーンと
「Turbo BRA」なんて見だしが
「ターボ・ブラ」なんてまるでトリンプがことあるごとにこじつけで発表する“おバカブラ”の一種か?みたいな響きだけどその正体は「Bladox Radio Architecture」の略ということらしい。
携帯用ラジオ?いやラジオというのは無線機のことでこれは「あなたの携帯電話を802.15.4機器に」…変というものらしい。
こうなってくると何でもできそうに見えてくる。法の隙間を縫って電話会社をさしおいてインターネットを使った無料携帯電話なんてのも夢ぢゃない?…って甘いか
(プログラミングと半田ゴテでiPhoneのロック解除)
↑ニューヨーク・タイムスでこんな見出しの記事を発見。
------↓とりあえずちゃちゃっと内容を紹介------------------------------
AT&T社はリリース前から大評判となっていて日に日に評判の高まっているiPhoneの独占的プロバイダーとなるべく多額の投資をしてきた。
だが17歳のジョージ・ホッツはたった2ヶ月の作業でAT&Tの投資をだいなしなしてしまった。
ニュージャージー州グレンロックに住むホッツ君は今週、iPhoneユーザーがAT&T社から他の通信会社にも乗り換えられる方法をネットで解説した。
ホッツ君の方法は半田ごてとそれなりのテクニックとソフトウェアツールが必要だが、 AT&Tのネットワークに限定されていたiPhoneのロックの解除に先週成功したという。
「これはデバイスを万人に開放したってことなんだ」とホッツ君はAT&T社からT-モバイル社に乗り換えたかれのiPhoneを通して通話したインタビューで答えた。
ベリゾン、AT&Tそしてスプリントといった携帯電話会社は2つの方法で彼らの顧客を囲い込もうとしている。1つは解約すると解約すると高くつくような長期契約だ。そして携帯電話会社は携帯端末に自社の通信網でしか使えないような複雑なロックをほどこしている。もしこのロックがなければ技術的には同じような競合他社で使えるようになってしまうのだ、
このロック外しに励んでいる人たちはロックが不当にユーザーの選択権を奪っていると言っている。彼らは携帯を海外で使う時に高額なローミング料金を払ったり、携帯端末や会社を自由にのりかえられるようなフレキシビリティをユーザーに与えたいといっている。
ホッツ君はiPhone2台のロックを解除するのに500時間を要したという。彼はそのうちの1台をeBayのオークションに出した。昨日のおわりごろには入札額は数千ドルにも達した。ちなみに通常のiPhoneならアップル・ストアで499ドルで買える。
彼の駆使したテクニックは皆が真似できるものではない。だが彼は誰かが簡略化した方法を編み出してくれることを期待して詳細を彼のブログで公開している。
ホルツ君や、昨日やはりロック解除を発表したiPhoneSimFreeと名乗るクループについてアップル社もAT&T社もコメントはしていない。
iPhoneSimFreeのメンバーはウェアブサイト「Engadget」のライターにデモンストレーションをしてみせた。彼らの方法はハードウエアには一切、変更を加えずソフトウエアのアップデートだけでアンロックが可能だという。
それによりIPhoneユーザーたちはG.S.M.携帯の中にあるSIMカードを自由に他社のものに差し替えることができるという。
6人組の iPhoneSimFreeは6月にはすでにロック解除に成功しており今後はソフトウェアを販売する予定だというがその目的や正体を明かすことはしないという。
「ボクらはプライバシーにこだわりたいんだ。事態がどうころぶかまだわかんないからね」ジムとだけ名乗ったメンバーの一人は電話による短い取材の中でこうこ答えた。
彼の警戒心は携帯電話のロック解除に対する法解釈がはっきりしていないということによるものだろう。
昨秋、連邦議会ライブラリアンはデジタルミレニアム著作権法に関して携帯電話のロック解除を認めるとした。たが、この措置はホッツ君やiPhoneSimFreeのようなロック解除ツールについてははっきりしていない。
アップル社とAT&T社がこうしたロック解除ツールのディストリビューターに対し訴訟を起こすことが想定されるし、改造方法を広めることもアップル社とAT&T社とそしてユーザーとの関係を阻害するものだと訴えるかもしれない。
アップル社はソフトウエアアップデートによってアンロックツールに対してプロテクトをかけようとするかもしれない。そうした対策はホッツ君の方法には効力がないという。なぜなら彼はROMというソフトウエア・パッチでは書き換えられない部分に対して改造を加えているためだ。
さらにひとつiPhoneのロック解除問題で波風を立てそうな勢力がある。
2週間前、Bladoxと呼ばれるチェコに本拠を置く企業が「ターボ・シム」というものを80ドルで販売開始した。親指ほどのサイズのこのカードは他社のSIMカードにつけることによってiPhoneへの挿入を可能にする。iPhoneをAT&T以外のネットワークで動作させても本体はAT&T社のままのように認識するというものだ。
同社には注文が殺到したというがネット販売はしていないとのことだ。
しかしマドリッド在住のテクノロジーライター、ジーザス・ディアス氏は先週この「ターボSIM」を購入したが、いま彼の iPhoneはスペイン・ボーダフォンの回線上で使用できているという
「こっちでは『これ何?ボクも買える?私も使えるの?』ってみんなに尋ねられているよ」とディアス氏。彼のiPhoneは注目の的だ。それもそのはず、アップルはiPhoneをヨーロッパでは販売していないのだから。
この「iPhoneロック解除祭」はアップル社とAT&T社に影響を与えることだろう。
米国の携帯電話会社は大抵は初めての契約者は安くして月々の料金で儲けようとする。これが長期契約を薦められる理由だ。
だが人々は携帯電話にテレビやパソコンと同等の“自由”を求めるようになったということだ。
調査会社Gartnerのアナリスト、マーク・マグワイヤ氏はこう分析する。
「今回のようなハイレベルな改造は一部のユーザーしか真似しないかもしれませんが、これで携帯電話会社による端末販売の支配という牙城が崩れるという方向性を示唆しているのではないでしょうか」
------以上------------------------------
携帯会社が端末市場を支配していて毎月ぼったくってるというのは東西問わずってことか。
高額な携帯料金と派遣会社の台頭が若者の生活をおとしめているんだ、きっと…。
ところで文中に出てきたチェコの会社のサイトを見たらトップにバーンと
「Turbo BRA」なんて見だしが
「ターボ・ブラ」なんてまるでトリンプがことあるごとにこじつけで発表する“おバカブラ”の一種か?みたいな響きだけどその正体は「Bladox Radio Architecture」の略ということらしい。
携帯用ラジオ?いやラジオというのは無線機のことでこれは「あなたの携帯電話を802.15.4機器に」…変というものらしい。
こうなってくると何でもできそうに見えてくる。法の隙間を縫って電話会社をさしおいてインターネットを使った無料携帯電話なんてのも夢ぢゃない?…って甘いか
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます