偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

ピアノでコード入門その4~オクターブという難問

2020年05月03日 00時59分13秒 | ゼロからはじめるバンドデビュー

 これまでのおさらい

「C」と「F」の位置を叩き込む。


「F」と「G」と「C」

この三つのコードを覚える。

さて今回は鍵盤からは離れてしばしの座学。
暗記だけでは前にすすめない。
たまには「意味」や「しくみ」をおさえていかないと。

とりあえずオクターブという概念だけ説明したいんだが、
これが意外と難しい。
「鏡はなぜ逆に映るか?」もちゃんと説明しようとすると
けっこう骨が折れるが、
あっちは最悪、指さし参照で説明をねじこめるが
音はそういうわけにいかない。

 なぜ、オクターブ違いの音を「同じ」とみなしていいのか?

今まで考えたこともなかったが
そもそも「逆」だったのだ。
つまり
人間は倍の周波数、
または半分の周波数でも
同じに聞こえてしまうから
それをオクターブと定義して音楽は発展してきた。
ザッツオール
だ。

なんか同じに聞こえてしまう理由づけで
「人類の生存のため有利だった」とか
いろいろみつかったがどれも納得できなかった。

ところで
鍵盤は管や弦とくらべて
音の確認するのに
一目瞭然わかりやすいと書いたけど
「オクターブ」という概念を確認するには弦のほうが有利かも

まず、ギターは12フレット目が開放の音からちょうどオクターブ上。
オクターブが12の半音からできていることも理解しやすい。
そして12フレット目は弦長のちょうど真ん中。
さらにそれを2等分すると、つまり全体の1/4の位置が
24フレット目の位置になる。
まぁ、24フレットまであるギターは少ないかもしれないが
なんとなくとそれらしき位置という推測はできるだろう。

弦楽器特有の奏法
フラジオレット・ハーモニクスも弦長、振動数、倍音といった概念の理解の助けになる。
ちなみにチューニングで使われるA音-440Hzの1オクターブ下は220Hz
上は880Hz。

これを機に、非弦楽器奏者が弦楽器も触ってみようかなと
思っていただけたなら幸いだ
などとまともっぽいことを書いたところで似合わねー

オクターブが鍵盤におけるコード学習のどこに必要かというと
一番、使いでがあると説明した「F」逆向きにして倒したみたいな手のカタチと
最後に紹介した「ドミソ」という単純1コとばしのフォームは
構成音の1つをオクターブどっちかにズラしただけで
同じものだということ。

こんなのを考えてみた。
名づけて無限「F」
金太郎飴ぢゃないが
どこの任意の3音でもFコードになる。
(もちろん連続する3音ってことよ)
ついでに無限「C」



さて
今回は課外授業的に動画を埋め込もう
フラジオレット・ハーモニクス奏法のハナシが出たので
ハーモニクス奏法の極み
ジャコ・パストリアス先生の「トレイシーの肖像」
御覧あれ。


【ばっくなんばぁ】


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