「せっかく水・金・地・火・木・土・天・海・冥なんて覚えたのにねー」などとテレビでコメンテーターが決まり文句のように言ってるのを聞いてあれ?と思った。
おいらの時代は「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」ではなく
「水・金・地・火・木・土・天・冥・海」といわれてたからだ。
こういうと歳がバレるけど丁度、冥王星と海王星の順番が入れ変わったころに少年時代を過ごしたので当時、
「ね、知ってる??水・金・地・火・木・土・天・冥・海なんだぜ」
とトリビア自慢的な会話がよくかわされたのを覚えている。
で、いつ「冥・海」の時代は終わったのだろうと調べたら1999年。
コメンテーターの大半はどう見てもおいらよりちょい下くらいの「冥・海世代」。あきらかにこいつらは学生時代に覚えた形跡などなく、じいさん世代の誰かがコメントしたのをそのままパクってやがる。芸能人もテレビからパクる。そんなもんだ。
ところでインパクト勝負のお笑い芸人を紹介するフジテレビの深夜番組「インパクト!」、8月21日は「インパクト!ロックフェスティバル2003~インパクト!おすすめの歌モノ芸人が大集結」と題した特集が組まれた。
誰もがあのミュージカル芸人、大西ライオンの登場を期待したことだろうが、出てこなかった。ひょっとしてディズニーから圧力がかかった?などと想像してしまった。
ここでなんでこんな話題を出したかというと、大西ライオンの“欠席”を目の当たりにして、思わず冥王星問題がアタマを駆けめぐったからだ。
最近めでたく惑星から降格となった冥王星だが、かなり前から“冥王星の資格”については論議の対象となっていた。一番最近の論議はといえば太陽系第10番惑星の発見の際に出たものだろう。
その「第10番」に惑星の資格を与えるかどうか?という論議の争点の一つに、月よりもちっぽけなものなんて惑星ぢゃないちんぢゃん?ってことがあった。
でもそれで焦ったのが米国。
米国人が唯一発見した冥王星はその「第10番惑星候補」よりも小さかったからだ。ただでさえ冥王星は惑星デビューの際の資格条件のひとつだった「海王星の運動に影響を与えている」というのが後になって、ほぼウソであることがわかってしまった身の上。
冥王星の発見は「米国人の誇り」とさえいわれて、発見の年にはディズニーが同じ名の記念キャラクターまで作った。プルートっていうあのこきたな…、いや、あの犬のことだ。
ディズニーと国が結託して騒ぐってってミッキーマウス法を思い出してしまう。いままで度重なる論議にも耐え、冥王星が惑星として持ちこたえていられたのは他ならぬ米国の国力のおかげではなかったか。
スポーツの世界で日本人がたま~に活躍すると、すぐに日本人に不利なようにルール改正されてしまうのもまた日本の実質的な国力のなせる技か(苦笑)。
いろんな意味で今回の“降格騒動”は感慨深い。
で、そう思ってたらこんな記事↓
ディズニー「7人のこびと」、冥王星降格に不満の声明
【ロサンゼルス=古沢由紀子】国際天文学連合によって冥王星が惑星から矮小(わいしょう)(ドワーフ)惑星に降格されたことを受けて、「白雪姫と7人のこびと」のキャラクターの「こびと(ドワーフ)」たちが24日、声明を出し、「ミッキーマウス」の忠犬、プルート(冥王(めいおう)星の意)を自分たちの仲間に迎え入れる用意がある、と発表した。
ディズニー社によると、犬のプルートは冥王星が9つ目の惑星として発見された1930年に誕生したキャラクター。
声明は「こびと」たちが、矮小惑星に格下げされたことを不満として、プルートへの連帯を表明する内容。
ディズニーのアニメで今後、忠犬プルートが実際にこびとの仲間に加わるかどうかは明らかでない。
(2006年8月26日12時38分讀賣新聞
↓これって多分この記事のソースってこれだと思うんだが…
Despite Planetary Downgrade, Pluto Is Still Disney's Dog Star
In reaction to news today that Pluto was demoted to the status of "dwarf planet," the Seven Dwarfs issued their own short statement:
"Although we think it's DOPEY that Pluto has been downgraded to a dwarf planet, which has made some people GRUMPY and others just SLEEPY, we are not BASHFUL in saying we would be HAPPY if Disney's Pluto would join us as an 8th dwarf.ハ We think this is just what the DOC ordered and is nothing to SNEEZE at."
(Magical Mountain - Disney News)
(今日の冥王星の矮小惑星(dwarf planet)への降格というニュースを受けて7人の小人たち(seven dwarfs)は声明を発表した。
「プルートの降格で機嫌が悪くなったりしょげたり人もいるだろうけど、ボクらはちっとも恥じちゃいない。これを機にプルートを8番目の小人(8th dwarf)として迎え入れることができるんだからむしろハッピー。学者がきめたことだし、何もバカにされるようなことはないんだ。」)
日本の伝聞報道の文面だと、おいらみたいにディズニーを胡散臭く思ってるヤツは、また政治的圧力かけようとしてんのか?と思ってしまうし、ディズニー・ファンはディズニー・ファンで冥王星の格下げって夢を壊すひどいことなんだわ…って思ってしまうかもしれない。
連帯なんて書くと徒党を組んで抗議してくのかとも見えちゃう。
でも実際に原文?のほうを見るとアンチ・ディズニーなおいらが見てもシャレがきいてて面白いと思うし、ちゃんと結果を受け入れた潔い内容にもなっている。
プルートが実際にこびとの仲間に加わるかどうかは明らかでない…ってしめがシャレもへったくれもない無粋な書き方だと思った。なにか意図さえ感じられる。
原文のほうはBashfun, Grumpy, Happy, Sleepy Dopey, Sneezy,Docと7人のこびとの名前を散りばめて文を作っているところも面白い。
nothing to SNEEZE atっていうのはお見事…って感じ。
でも天体なんていう人間の生まれるよりはるか太古の昔からあったものにたいして“発見”などと騒いで、ものごとをわかりやすくするはずの「分類」という概念に逆に振り回されてるなんて人間ってアホだね。
おいらの時代は「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」ではなく
「水・金・地・火・木・土・天・冥・海」といわれてたからだ。
こういうと歳がバレるけど丁度、冥王星と海王星の順番が入れ変わったころに少年時代を過ごしたので当時、
「ね、知ってる??水・金・地・火・木・土・天・冥・海なんだぜ」
とトリビア自慢的な会話がよくかわされたのを覚えている。
で、いつ「冥・海」の時代は終わったのだろうと調べたら1999年。
コメンテーターの大半はどう見てもおいらよりちょい下くらいの「冥・海世代」。あきらかにこいつらは学生時代に覚えた形跡などなく、じいさん世代の誰かがコメントしたのをそのままパクってやがる。芸能人もテレビからパクる。そんなもんだ。
ところでインパクト勝負のお笑い芸人を紹介するフジテレビの深夜番組「インパクト!」、8月21日は「インパクト!ロックフェスティバル2003~インパクト!おすすめの歌モノ芸人が大集結」と題した特集が組まれた。
誰もがあのミュージカル芸人、大西ライオンの登場を期待したことだろうが、出てこなかった。ひょっとしてディズニーから圧力がかかった?などと想像してしまった。
ここでなんでこんな話題を出したかというと、大西ライオンの“欠席”を目の当たりにして、思わず冥王星問題がアタマを駆けめぐったからだ。
最近めでたく惑星から降格となった冥王星だが、かなり前から“冥王星の資格”については論議の対象となっていた。一番最近の論議はといえば太陽系第10番惑星の発見の際に出たものだろう。
その「第10番」に惑星の資格を与えるかどうか?という論議の争点の一つに、月よりもちっぽけなものなんて惑星ぢゃないちんぢゃん?ってことがあった。
でもそれで焦ったのが米国。
米国人が唯一発見した冥王星はその「第10番惑星候補」よりも小さかったからだ。ただでさえ冥王星は惑星デビューの際の資格条件のひとつだった「海王星の運動に影響を与えている」というのが後になって、ほぼウソであることがわかってしまった身の上。
冥王星の発見は「米国人の誇り」とさえいわれて、発見の年にはディズニーが同じ名の記念キャラクターまで作った。プルートっていうあのこきたな…、いや、あの犬のことだ。
ディズニーと国が結託して騒ぐってってミッキーマウス法を思い出してしまう。いままで度重なる論議にも耐え、冥王星が惑星として持ちこたえていられたのは他ならぬ米国の国力のおかげではなかったか。
スポーツの世界で日本人がたま~に活躍すると、すぐに日本人に不利なようにルール改正されてしまうのもまた日本の実質的な国力のなせる技か(苦笑)。
いろんな意味で今回の“降格騒動”は感慨深い。
で、そう思ってたらこんな記事↓
ディズニー「7人のこびと」、冥王星降格に不満の声明
【ロサンゼルス=古沢由紀子】国際天文学連合によって冥王星が惑星から矮小(わいしょう)(ドワーフ)惑星に降格されたことを受けて、「白雪姫と7人のこびと」のキャラクターの「こびと(ドワーフ)」たちが24日、声明を出し、「ミッキーマウス」の忠犬、プルート(冥王(めいおう)星の意)を自分たちの仲間に迎え入れる用意がある、と発表した。
ディズニー社によると、犬のプルートは冥王星が9つ目の惑星として発見された1930年に誕生したキャラクター。
声明は「こびと」たちが、矮小惑星に格下げされたことを不満として、プルートへの連帯を表明する内容。
ディズニーのアニメで今後、忠犬プルートが実際にこびとの仲間に加わるかどうかは明らかでない。
(2006年8月26日12時38分讀賣新聞
↓これって多分この記事のソースってこれだと思うんだが…
Despite Planetary Downgrade, Pluto Is Still Disney's Dog Star
In reaction to news today that Pluto was demoted to the status of "dwarf planet," the Seven Dwarfs issued their own short statement:
"Although we think it's DOPEY that Pluto has been downgraded to a dwarf planet, which has made some people GRUMPY and others just SLEEPY, we are not BASHFUL in saying we would be HAPPY if Disney's Pluto would join us as an 8th dwarf.ハ We think this is just what the DOC ordered and is nothing to SNEEZE at."
(Magical Mountain - Disney News)
(今日の冥王星の矮小惑星(dwarf planet)への降格というニュースを受けて7人の小人たち(seven dwarfs)は声明を発表した。
「プルートの降格で機嫌が悪くなったりしょげたり人もいるだろうけど、ボクらはちっとも恥じちゃいない。これを機にプルートを8番目の小人(8th dwarf)として迎え入れることができるんだからむしろハッピー。学者がきめたことだし、何もバカにされるようなことはないんだ。」)
日本の伝聞報道の文面だと、おいらみたいにディズニーを胡散臭く思ってるヤツは、また政治的圧力かけようとしてんのか?と思ってしまうし、ディズニー・ファンはディズニー・ファンで冥王星の格下げって夢を壊すひどいことなんだわ…って思ってしまうかもしれない。
連帯なんて書くと徒党を組んで抗議してくのかとも見えちゃう。
でも実際に原文?のほうを見るとアンチ・ディズニーなおいらが見てもシャレがきいてて面白いと思うし、ちゃんと結果を受け入れた潔い内容にもなっている。
プルートが実際にこびとの仲間に加わるかどうかは明らかでない…ってしめがシャレもへったくれもない無粋な書き方だと思った。なにか意図さえ感じられる。
原文のほうはBashfun, Grumpy, Happy, Sleepy Dopey, Sneezy,Docと7人のこびとの名前を散りばめて文を作っているところも面白い。
nothing to SNEEZE atっていうのはお見事…って感じ。
でも天体なんていう人間の生まれるよりはるか太古の昔からあったものにたいして“発見”などと騒いで、ものごとをわかりやすくするはずの「分類」という概念に逆に振り回されてるなんて人間ってアホだね。
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