特別なRB10

昭和の東武バス野田の思い出や東京北東部周辺の乗りバスの記録等。小学生時代に野田市内バス全線走破。東武系・京成系を特に好む

バス社会実験 綾37と有36

2018年01月22日 22時18分41秒 | 旅行
                 

1月22日は大雪が東京を襲っておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
国土交通省が予定していた相乗りタクシー実証実験が延期になるほどの大雪です。

さて同じ相乗りなのに葛飾区のバス社会実験は当初予定通り本日1月22日から開始されたそうなのでさっそく乗ってきました。
実験線は綾瀬駅ないし亀有駅と水元総合スポーツセンターという葛飾区の公共施設を結ぶものです。

この社会実験線の大部分は足立区を通っておりますが新設バス停は葛飾区域にあります。
新設バスは3箇所設けられ、綾37と有36両方とも全て経由します。



 
葛飾清掃工場。
上部が大昔の東武バスみたいな外壁色した清掃工場のまん前にあります。



 
南水元。
先の葛飾清掃工場バス停と同じく、実験線のバス停でありながら、停留所柱のファンデーション部を地中埋設させています。
万が一、実験が失敗に終わってバス停を撤去する、ということになったらいちいち掘削工事しなければならなくなります。
ということは・・・実験期間満了後も路線継続を見込んでいるのか、東武かどうかはともかく何らかの路線のバス停として永続使用するつもりかも知れません。




  
終点、水元総合スポーツセンター。
いつ出来たのか知りませんが随分綺麗な所です。





葛飾区の常磐線駅には亀有・金町の2駅があります。2駅の次に綾瀬駅があります。

綾瀬駅は都心直通の千代田線の起点ですから亀有より綾瀬から鉄道乗車したほうが「一駅区間だけ近くなる」こと以上にお得な面があります。

例えば近々「丸の内」という副駅名が付くことで有名な二重橋前まで綾瀬から乗ったとすると240円。
そこいらへんのバス代に毛の生えた程度でいけます。
しかしながら、わずか一駅離れた亀有から乗ると突然ドカンと120円上昇します。
バス代どころか都内初乗りのタクシー代にせまってきます。

 この綾瀬を差し挟んでのJR・メトロ間の運賃設定の仕組みは到底わたくしがお話できるほど単純明快なカラクリではないので
鉄分豊富なお知り合いの方にお尋ねいただきたいと思います。

 運賃面以外を見ても、千代田線には亀有・金町まで達しない「綾瀬止まり」が結構存在します。
どこかの駅の千代田線ホームで待ってて入ってきた車両なら何でも乗れば良い、というのではなく常磐線乗入れ便だけをチョイスしなければならないタイムロスを生むわけです。
 
 くだんの『水元総合スポーツセンター』周辺の既存線には金町へ行く京成バスと亀有へ行く東武バスがありますが、綾瀬駅へ行くものはありません。
したがってこの社会実験の肝は綾瀬駅着発の便ではないかと、葛飾区民でも何でもないくせに勝手にうがった見方をしております。



 
 
綾瀬駅にはバス乗り場が多々あることは以前どこかでお話しましたが、実験線の水元総合スポーツセンター行きはそのうち6番のりばから出ております。
実験中のわりにはパネルに既存路線であるかの如く行先表示が用意されています。
すでにバス待ちの姿が5,6人ありましたが実験線ではなく同じ6番から出ている葛飾区を少しもかすめない六木都住行きを待つ人々です。


 
11時20分にバスが入線してきました。社番2685。エルガ。
おじいちゃんが先に一人乗り、わたくしが乗り、最後におばあちゃんが一人乗って都合乗客数3人で定刻11時24分に発車しました。


 最後のおばあちゃんは「これ終点の『体育館』まで何分でつくかね?」と尋ねていましたが、なにせ運行初日です。
「いや、今日初めてなんですよ、それに雪だしー、んーわかんないな」と運転士さん答えていました。

 

 途中の「東和二丁目」にバス待ちが一人いましたが「見たことない行先のバスが来たぞ」とくるっと背を向けて逃げてしまいました。

道中誰も乗ってくる人はいませんでした。
 
 

 大谷田陸橋そばで渋滞にはまります。
大雪で月曜日とあってはいたし方のないことです。
交通量が多いので路面に積もってはいませんが、粉雪ではなくボタン雪なのでベッタベッタとガラスに張り付いてきます。
小樽や札幌と違って東京ほど雪の似合わない都会はありませんね。





大谷田陸橋下を越えると亀有から来た西水元循環のバスが前にいます。
その跡をつけていきます。




大谷田と葛飾区を結ぶ飯塚橋を超えてこれからすぐそばを走り抜ける葛飾清掃工場の煙突が見えます。





飯塚橋を過ぎてすぐ左に折れる西水元循環とは別れ、新設バス停を経由して終点へいきます。



 
11時47分、所要23分にて終点・水元総合スポーツセンター着。

やっと車内で体が暖まってきたのに、雪の舞い散る車外に降りねばならない。
朝起きて布団から出るのと同じだけの勇気が要りますね。


 
バスは回送となってそそくさと出て行ってしまいました。




水元小合学園なる学校さんが目の前にあって日立自動車交通の・・ブルーリボンかな?・・なんだかこちらもバスが数台留置してました。



 
スポーツセンターから徒歩2分か3分程度で金町駅と大場川水門を結ぶ京成バスのバス停に辿り着きます。実験線と違って夥しい本数です。
昨1月21日に金町駅~スポーツセンター間に京成の臨時バスが出ていたそうですが何か催事があったそうです。




往路だけ乗っても醍醐味がないので、「わたくし生まれも育ちも葛飾ミズモトです」というような顔で区民のフリして暖房のよく効いたスポーツセンター館内で小休憩。
12時45分発、前述の綾瀬駅発より若い型式のエルガ・亀有駅北口行きに乗って帰りました。




あと6分待てば綾瀬駅行きに乗れましたが、大雪注意報が大雪警報へと変わったのを知って「これは大急ぎで帰らないとヤバそう」などと思いました次第です。




なお亀有駅北口からは3番のりばから出ております。



最近の路線バスはノンステップバスばかりで現代人をますます運動不足にさせていますが、
たまにはバスに乗ってスポーツセンターへ行かれ一汗流すのも良いかと存じます。


2 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-10-28 23:54:44
水元小合学園なる学校さんが目の前にあって日立自動車交通の・・ブルーリボンかな?・・なんだかこちらもバスが数台留置してました
こちらの、バスは・・体の不自由な方の学校の通学バスです。
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Unknown (surrender90)
2019-11-25 20:04:32
そうでしたか、体の不自由な方の学校でしたか。特装バスなのですね。ありがとうございました。
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