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前回に引き続き、『算数の教え方教えますMother's math』の体験・プチ講座(5月、7月)の今回は講座の中または、講座後のお母さま方から頂いたご質問の中の②「計算のスピードが遅いんです、早くなりますか?」について、お話します。
『Mother's mathの講座』でお母さま方からのご質問
①いい問題集を具体的に知りたい。(どの問題集が良いのか分からない)
②計算のスピードが遅い。
③文章題が苦手(国語の力がないから~!?)
④学校の授業だけでいいのか?(将来、大学には行かせたい。できれば国立大、さらにできれば〇学部・・・etc.)
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①いい問題集を具体的に知りたい。⇒ 7月14日ブログ参照
③文章問題が苦手(国語の力がないから~!?)⇒7月29日ブログ参照
④学校の授業だけでいいのか?⇒8月2日ブログ参照
②計算のスピードが遅い
「ドリルとかは家やらせるのですが、計算のスピードが遅いのです。何か早くさせる方法はありますか?」とご質問がありました。
「あります」
家でドリルをやらせているのはとてもいい習慣です、そのドリルをやるときにキッチンタイマー⏰を使えば計算スピードが付きます。
そうです、時間を計って訓練すると計算スピードは自然と速くなります。
ただただ計算問題を時間関係なく解かせると、の~んびりやってしまうお子さんも多いかと思います。簡単な問題もゆっくりやりながら勉強しているふりをアピールしていることもあるかと思います。(お子さんによりますが・・・そこは、お母さまの判断で見極めてみてください)
時間を計ったやり方は2通り
【1つ目】ドリル1枚が全部終わる時間を計る
【2つ目】あらかじめ時間設定をし、スタートでドリルをやれせて時間になったら「アラーム音と同時に」そこでやめさせる。
(あらかじめの時間は、ドリル等に目標時間など気の利いたことをしているものもありますので、その時間を参考にお母さまが決めてください)
このとき、ともにお子さんには時間をみせながら計算させてください。
時間を意識させないと意味がありません。
そして、効き目のある方は【2つ目】です
時間設定内に何とか頑張ろうとすることがスピード上げますし、ゲーム感覚で取り組めお子さん達も意外と頑張れます
ここで注意することは2つあります
注意1:「やめ」の合図で、必ず鉛筆を置かせてください。
時間になっても途中までしかできていない場合、時間を無視してやり続けようとすることがありますが、ココは厳しく辞めさせてください。
「やめ」の合図でやり続けることを許してしまうと、本番のとき(入試時)にも平気でやり続けます(大人は許してくれると思ってしまいます)
私も何度か入試の試験監督をしたときにそんな受験生をみました。残念ながら、これは不正行為であり受験は失格となります。(本当に失格です)
注意2:途中の式を必ず採点してください。(採点はお子さんの目の前で、お母さま・お父さまがやってください)
❶字が読めないものは、✖を大きくつけてください。
❷途中式のないものは ✖をしてください。
途中式は必ず必要です。ドリルの解答欄が狭い場合は、別紙を渡してやればいいだけです。途中式を書きながらのその時間で解かすことが大事です。もちろん、ここでも字が読めないものは✖として、見なくていいです!
注意1,2厳しいように思うかもしれませんが、どちらも将来、大学入試を受けるときにお子さんたちが困らないようにするための躾けです。
小さなときから、少しずつ訓練をしておくと8年後、6年後の大学入試の本番でちゃんとできるようになります。
注意1は不正行為の防止、注意2は大学入試の数学は途中式が採点されます。つまり、途中式なしの答えのみは0点です(2次試験)
お子さんのドリルの途中式を採点しているとき、その書かれている途中式をお子さんと一緒に「ここはこう考えてこうなったのだね」と確認できるとなおいいです。
そして、ここでお子さんに「この計算、もっと工夫したら早くできたのではないかな?」という声掛けをすると、ぐ~と伸びますよ。(このとき、お母さまは解答をみながら工夫の仕方を解答で確認して、お子さんに「どんな工夫できる?」と投げかけるだけよいです)
そう、計算のスピードを上げるには、ただただ計算を早くだけでなく、計算の工夫が必要です。そして、その工夫が算数の次の数学を非常に強くしていきます。
さらに、
もう少しお子さんの力を付けたいなら
時間の設定を短くすればいいです。う~ん、まずドリルに記載されている目標時間より1分短くしてみてください
また、この計算スピードが上がると得点が大幅にUPしてきます。なぜなら、テスト問題で計算部分の早くおわったら、その時間だけ応用問題に時間がかけられるのですから。間違いなく得点UPできますよね!
他にも、今回の事(計算)についての大事な話は講座ではお話しましたが、ブログが長くなりましたので今日はここまで。
さあ、この夏休みに、ちょっとした工夫で計算スピードも付けてみてはいかがですか?
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