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小学5年が「比例」を習い始めたようです。
この「小学5年の比例」を教えるときに、このブログで以前書いた「小学6年の比例・反比例」の記事のようにお子さんに教えても、小学5年生にはちょっと難しいと思います。
小学6年生はこの「6年生の比例」の前に「比」というものをしっかりと習います。また、「小学6年の比例・反比例」は式・グラフを意識した内容ですので、それに対して小学5年生はそこまで深入りしたものではないので、小学6年のものの考え方を含む教え方では、お子さんが混乱してしまいます。
そう
要注意‼
小学5年の比例の教え方は、小学6年生の比例の教え方とはちょっとばかり違います
では、今日は「小学5年の比例」の教え方をやってみましょう。
まず、お子さんに次の問題を解かせてみてください。
問題1
次の表は一定の量の水がでる蛇口から、水そうに水を入れはじめてからの時間と量(ℓ)の表したものです。
表の空らんをうめましょう。
どうでしたか。お子さん達は、多分そんなには苦労しないと思います。
もしお子さんの反応が鈍かったら、「何か規則はないかな?」と訊ねてあげて下さい。
いや、苦も無く空らんを埋めることが出来たお子さんにも「どうやってだしたの?」と是非訊ねてください。
この表の規則性を知る事が、比例を理解することそのものですから、
その規則性をきちんと答えられたならお子さんはちゃんとわかってますよ。
小学5年生は次のように、習うようです。
だから、4分の時は5ℓの4倍つまり 5×4=20ℓ
同様に 5分の時は5ℓの5倍つまり 5×5=25ℓ
では、5年生と6年生の比例の扱いの違いをちょっとだけ見て、その後5年生への教えるポイントを紹介します。
小学5年と6年では、表の見方が「右→」と」「上から下↓」で違うのです、だから5年生を6年用のブログ内容で教えると???、また6年生も5年生でやった時とちょっとちがうので混乱してしまうことがあります。
では比例が違うなのか? いえそうではありません「比例というものは同じものです」が見方が違うだけです。
同じものを、見方を変えて考えることは数学(算数)にはよくあることです。
では、1年後の6年生の時のことも考えて、共通のことを意識して教えてみましょう。
教え方のポイント
1の時を何になるかを意識します。(ここでは1分のとき・・・が重要)
解説
1分のとき5ℓを基準として、「☐分のときを、1分の水の☐回分つまり☐倍」と考える方がすっきりとしているとおもいます。また、解答の書き方も上記でいいと思います。「1分のとき5ℓだから」と一文があると分かっているなっと採点者にアピールできます。
では、ついでにもう一問
問題2
同じ種類のくぎの本数とその重さを表にしました
(1) 表の空らんをうめましょう。
(2) 釘の本数を△本とき、その重さ☐gとし、△と☐の関係を答えましょう。
解説
ポイントは1の時を何になるかを意識!! つまりここでは「1本のとき何グラム」です。
もちろん、この「1の時・・・」を考えることで、同時に小6の比例も簡単に出来ています。
問題1では「1分のときに5ℓ」⇒「y=5×x」 (時間x分のとき、重さyℓ)
問題2では「1本のとき3.5g」⇒「y=3.5×x」 (釘x本のとき、重さyg)
だから、この小学5年の時に「1の時・・・」を考える解き方を身に付けておけば、6年生になったときも役立つと思います。