最近全国でも相次いで成立している手話言語条例が
3月に静岡県でも成立した。
その前にも県内ではいくつかの市町で成立していたが、
これで県レベルで成立したことになる。
県で成立したということは、まだ成立していない県内の市町には
どのような影響があるのだろうか。
そんなことも気になるが、他に気になることがある。
2年前に自分は初級手話奉仕員養成講座というのを受け、
そこで自分は初めて手話を学んだ。
空間を使ったり体の向きを変えたりする手話独自の表現は、
なるほどと思ったし楽しかった。
しかし疑問詞を最後にもってくるなどの文法的なことに関しては
いまいち納得がいかなかった。
一般的な日本語に手話を当てはめればいいのではと思ったのだ。
その後日本語に合わせた手話をする聴覚障害者に出会ったり、
はるかに自分などより上手に書く当事者の方をみかけると、ますます
何故手話を日本語と違う文法にするのかと思った。
静岡市にも聾学校があり、そこではいまだ口話法が主体らしい。
条例が制定されて学校でもこれから手話が主体になっていくのかもしいれない。
しかしその場合にそこではどのような手話が使われるようになるのだろう。
一般的な日本語の文法と違う手話を学んだら、その子たちは社会に出てから
困らないだろうか。