菅直人が、脱原発の記者会見をしたことに対して、工程表が無いから無責任だとか、根拠が無いとか、色々批判している。
けれども、リーダーは方向を示すことが重要で、細部の作戦などは、その部下が示すべきものですよ。
昭和天皇だって、「太平洋戦争を終せろ、或いは戦争を終らせる会談をしろ」と言っただけで、具体的に誰と何を何時どうする等と言う指示はしなかったと思う。
菅直人の場合、その周辺が東電を始めとする電力族とその手先である経産役人に固められているので、何か言うと直ぐに批判勢力が出来上がることが不幸ですね。
原発屋と言うのは、戦前で言えば戦艦や武器を作り出す軍需産業界のようなものですね。
国を破局に導こうが何が起きようが、自分達の利益の為にどんどん軍拡を推し進めさせる。
その為には、関東軍を始めとする軍部に金をばら撒き、宣伝工作をする。
勿論、世論操作の為に金をばら撒いて右翼勢力を拡大させもする。
それに煽られた関東軍は、制御不可能な程の侵略を犯してしまい、やがて国を破ることに結びついてしまう。
原発屋が軍需産業で、関東軍が経産省役人と考えれば、実に良く似た、構造ですよ。
現在の日本の状況は、原発屋を主体とする経済界の利益の為に、必要以上な原発を狭い国土に埋め尽くし、尚且つその制御が不能な状態に陥りつつある。
原発屋 国を潰すか 悪魔ども
使用済み燃料棒を一体、どう始末しようと言うのであろうか。
脱原発の工程表を言うのであれば、使用済み核燃料棒処理の工程表の方が遥かに必要だと思いますよ。
戦争の場合は、「国敗れて山河あり」ですが、原発の場合は「国敗れて山河なし」になりますよ。
再生可能エネルギーの買取法案とか、送配電の分離を早く進めれば、原発屋はグーの音も出なくなるのでしょうに。