manakoの今日もぐるぐる

四十路女〈manako〉。まだまだ人生に迷いながら、日々ぐるぐる回って生きています。そんな管理人の日常を綴る日記です。

映画鑑賞『陰陽師0』

2024-04-20 23:58:00 | 日記
今夜は、仕事終わりに映画を観てきました。

作品は、『陰陽師0』

夢枕獏先生の『陰陽師』シリーズは、過去の劇場版を観てはまり、以来、原作小説も読んでいます。
でも、今回の新作映画制作は、昨年たまたまYouTubeで予告を見て知りました。
本当に今年は、大河ドラマといい、平安作品が熱くて嬉しいわぁ…

映画は昨日公開。
「どんだけ楽しみにしていたの!?」と思われるかもしれませんが、出来るだけお安い料金で、且つ仕事ついでに観て来ようと考えたら、もう今日くらいしかなかったという、ものすごく現金な理由です
来週末はもうGW突入ですしねぇ…。
でなきゃ、週末のお客様感謝デーのイオンシネマに行こうとは、普段の自分はしません!!


それでは、以下、映画の感想です。
もう、ザックリと、しかも今回は特に、自分の都合に寄ったコメントになっていますので、許せる方だけご覧になって下さい。
あと、多少ネタバレしてますので、それもご了承を…。









かなり描写がぶっ飛んでいましたが、面白かったです。
陰陽師を史実的に描くと大河の晴明様なのかもしれませんが、ファンタジー作品として描くなら、これくらいでないとね~と思ったり。
本当に、CGとか映像技術の進歩って、素晴らしいなと。
過去作は、やっぱりまだまだ作り物感がありましたしね…。


「陰陽師」始まりの物語ーーということで、過去作などとの繋がりを考えると、パラレルワールド的な物語なのかな~。
過去の劇場版一作目で晴明と博雅って、出会ったことになっていますものね…。
原作では、そもそも知り合いの段階でずっと話が繰り広げられているし…。
でも、知り合うきっかけの描写が、一作目のオマージュかな…とも。
あの力を見せるシーンは、今回の方が、実際の伝説に沿ったもの。
なんなら、自分も自作小説で使ったシーンだわ…。
ということは、あの晴明様と対峙していたお坊様が寛朝僧正か!!…ということに今更気付く…


なんというか、描こうとしている主題とか、なんなら描写の仕方とか、自分の頭の中まんまみたいな作品で…、なんかびっくりでした。
えっ、監督って自分の知り合い!?みたいな…。
考え方が近いのかもしれませんね。


もうね…、特にラストシーンに驚愕ですよ…。
晴明と博雅がお酒を飲んでる場所、あのロケ場所って、もしかして奈良の浮見堂?(違っていたら、ごめんなさい)
まさに、自作小説のラストシーンとして考えている場所です。
自作小説は途中まで書いて、長いこと放置してしまっているので、完結しておらず、ラストシーンは自分の頭の中にしかありません。
ただ、構想は語ったことがあったよな~と思ったり。
えーと、旅ブログですっけ…?(これまた放置で、もう閉じようかと最近考えていたり…)

そう、これですね。

自作小説については、最近ふと思い出し、内容をつらつらと整理してみたところ。
今更ですけど、やっぱり完結させたいという思いはあります。
ただ、今書くと、『陰陽師0』に影響を受けたと思われるかなぁ…。
まあ、過去は過去で、ちゃっかり影響されているから、何とも言えないのですけど…。
でも、元からあった構想ということは、主張しておきます。



また、主題的な部分は、すごく自分の琴線に触れましたね。
作中で晴明が「事実」と「真実」の違いということを言っていますが…。
人の心が及ぼす作用ってことですね。
これも、自分が常々考えていることでもありますが…。
実は、今日、仕事でミスをやらかしてしまい、すっごく気分が落ちていたのです。
でも、映画を観て、ハッとしました。
なんか、自分、修行が足りないなぁ…。
ここ数年も、すっごくぐるぐる考えて思い悩んだりしていますが、実際は自分と向き合えてないなと。
たぶん、ちっとも心に余裕がないのです。

「心」ということで言うと、この映画の大半の出来事は、人の意識の中で繰り広げられているという設定。
だからもう、晴明様、めっちゃアクションするし…
バトルがめっちゃ壮大ですし…
思念の世界なので、人の思いが具現化するし、その思いの強さが勝った方が勝つということ。
それは主題の一部でもあるかもしれないけれど、なんでもありに出来る設定だったりしますね…



最後にキャラクターについて。
今作の晴明様は淡々とした感じでしょうか。
過去作の萬斎晴明様は、人を見透かしていて、飄々としている感じでしたが…。
今回、山崎さんが演じられた晴明は、まだ若く、囚われている過去があって、自分の殻に閉じ籠っている感じですね。
ラストは吹っ切れて、もう無敵の晴明様て感じですが、博雅と信頼し合える関係となったことで、人間味もある晴明様になっていくのかなぁ…と。

博雅は、今作もまさに「いい男」でした。
でも、冒頭は、皇族に生まれながら、臣籍に降下したその身をもて余している印象。
それが、「晴明」というへんてこりんな男と知り合って、本来の純朴で不器用な「いい男」博雅が見えてくるかなと。
その身分と不器用さから、想いを寄せる女性とうまくいかなくて、切ないね…。
ただ、女王様に、「わたしの想いは変わりません」て言ったけれど、あなたわりと惚れっぽいよねぇ…、と少々ツッコミましたよ。
まあ、それも博雅らしさで、「素敵だな…」という自分の気持ちに正直なのかもしれませんね。

それから、陰陽頭。
このシリーズの陰陽頭って、悪い奴になりがち…(^^;
作品的に晴明と敵対させるとなると、人の欲に乗じて陰陽道で暗躍する相手となるので、晴明の他に力を持った陰陽師となるとこうなるかなぁ…。
作品的フラグやん…

でも、お師匠さまは、いい人だった~
素直になってくれない晴明に困り果てているけれど、晴明の力を認めている人。
だからこそのラストですが、晴明的には、「余計なことを…」という感じかもしれませんね。
「親の心子知らず」、「子の心親知らず」て感じ。

そして、帝。
この人が、食えない感じの人でした。
今作の晴明は学生なので、直接対峙することはないですが、たぶん嫌いなタイプだろうなぁ…。
身分とかではなくて、人をよく見ていて、見透かしていて、なんか人のいざこざを楽しんでいる感じがなぁ…。
たぶん、策略家な帝だと思います。
陰陽頭が入れ知恵しているとは言え、この人が事態を引っ掻き回しているような気がするし…。



自分好みの内容の面白い作品だったと思います。
けっこうぶっ飛んでいましたけどね…
もう一回くらい見に行こうかな。
パンフレットも欲しいかなと考えています。

興味がある方は、観てみて下さい。





















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