京旬の彩り 

京都の神社、仏閣、歳時記、自然、等、目に写ったり感じたことを
写真で掲載したいと思います。

安倍晴明の続き

2010-06-19 14:24:46 | 日記
真如堂
安倍晴明の念持仏であった不動明王座像があります。
また、安倍晴明の蘇生図と結定往生之秘印が納められています。

真如堂本堂(真正極楽寺)
992年に一条天皇の母東三条院藤原詮子の離宮内に一堂を建てたのに始まる。
1693年に現在地に。


本尊 阿弥陀如来の脇仏の一体は、安倍晴明の念持仏であった不動明王座像ですが、
伝記によりますと、晴明が急死しかけた時、この不動明王が閻魔大王に「この者は
定業にて来る者に非ず。いまだ娑婆の報命尽きずと言えども、その難病に侵され
養生叶わずして遂に命終す。すなわち横死なり。今一度娑婆へ返したまえ」と直談判され
たそうです。閻魔大王はこれを聞き入れ、晴明に「是は我が秘印にして、現世には横死の
難を救い、未来にはこの印鑑を持来る亡者結定往生の秘印なり。是は汝一人のために非ず。
娑婆へ持ち帰り、この印鑑を施し、あまねく諸人を導くべし」と言って、秘印を渡したと。





「真如堂縁起」の一場面を模写した掛け軸の写真です。


大将軍八神社
794年桓武天皇の勅願により、方位守護の神として、内裏の北西角(陰陽道の天門)の
地に勧請された。


方徳殿には、80体の大将軍神像群が立体星曼荼羅様に安置されています。
また、天球儀(渋川春海製作)小説「天地明察」にも登場しています。
天文図(黄裳天文図)等の展示があります。



私のホームページ http://www5.ocn.ne.jp/~syutou/ の「安倍清明をめぐる」もご覧下さいませ。