球場へ応援に行くと罵声やヤジといった心無い言葉を聞くことは多々あります。
自分自身はそれなりに耐性があるし、限度はあっても少なくともプレーに関することであれば我慢しようと思ってます。
何度も書くけれど、メガホンを投げ込むのが普通の時代もありました。罵声なんて当たり前。
今の方が言葉は上品になったと思います。
ただし内容が残念。
SNSや巨大掲示板の拡散力のせいで、皆似たような事を言う。オリジナリティの欠片もない。こちら側もSNSで情報収集するようになったからネットに流れる様々な声を事前に知っているわけですよ。球場の後ろの席から滔々とさも自分の意見のように語っているのを聞くのは噴飯ものです。勿論罵詈雑言の類でなければ問題ないです。
問題なのは罵詈雑言の類の受売りを楽しい話題であるかのように小馬鹿にした口調で言うこと。本当に怒ってるならまだわかるんですよ。怒るというのはそれだけ好きなんだろうなあ、と思えるから。でも馬鹿にしたような口調は不快。受売りの表現しか出来ない人に馬鹿にされなきゃいけない選手なんていないから。
ネット上で面白がって揶揄している事を現場に持ち込まないで欲しいというのが私の願いです。
今ターゲットになっているのが倉本選手ですね。
ファンの嘆きの声をよく目にします。
白崎さんがベイスターズにいた頃も揶揄されまくっていました。それ故に私はファンとして応援しようと決意したわけですが、ファーム漬けになっていた頃でさえも揶揄の対象でした。出てもいないのに球場でネット上の嘲笑を聞かされる。なんならオリ移籍後も聞かされました。
どんだけネタがないのか?
例えばチャンスで酷い三振(白崎さんなら追い込んで外のスライダーなりを投げておけばクルリンパだったからね)とかエラーとか見せられて、「何やってるんだー、バカヤロー」「ふざけんなー」くらいは理解できます。
だってプロ野球選手の一軍の試合ですから。
私だって贔屓選手でも「あーあ、しっかりしてよ」くらい言ってしまいますから。
でもその言葉の根底には期待がある。
馬鹿にしている訳ではない。
ちょっと前の白崎さんや今の倉本選手への揶揄は、むしろ失敗を期待して嘲笑しているのがタチ悪いし嫌らしいと思う。
でもね、不特定多数の人を変えようとしても無理だから堂々と開き直って応援していれば良いと思います。
嫌な言葉聞いてもオリジナリティもユーモアセンスもない人と心の中で舌を出しておく。
球場は嫌な人ばかりじゃないです。
むしろ大人しい良い人の方が多い。声を出さないから聞こえないだけ。少数の不心得者に惑わされず応援していきたいと思います。
でも、ヤジは文化だから受け入れろという論理はこれっぽっちも賛同できないし、ファームでやる人は大嫌いです。
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